家庭菜園やキッチンガーデンをやってみたいと思う人は多いだろう。しかし、実際に始めるとなると、「マンションでスペースがない」「手が汚れたり、虫がついたりするのが面倒」「ちゃんと育てられるか心配」などと感じる人も多いのではないだろうか? そんな人にピッタリなのが、深見製作所から10月に発売された水耕栽培キット「Nature Box」だ。本体を借りたので、さっそく使ってみた。
「Nature Box」は、土を使わず、土代わりのスポンジに水を含ませて、ベビーリーフなどのグリーンを育てられる水耕栽培キットだ。土を使わず室内で育てられるので、お世話で手が汚れることもなく、虫が大量発生して対応に困ることも少ない。LEDライト付きで、日の当たりにくい場所でも栽培できるほか、水遣りのタイミングも透明容器の水位を見ればすぐ分かるのでやり過ぎる心配もなさそうだ。
実はかつて、「幸福の木」すら枯らしたことがある筆者(汗)。「水耕栽培ならいけるかも!」と早速キットを取り寄せてみることにした。
栽培キットには、スタンドとライトのほか、グリーンの苗床となるスポンジとアクリルケース、ケースマット、LED電球、液体肥料、種も2袋セット。配線が邪魔にならないよう、葉っぱの形をした電源コード用の結束バンドまで付属しているのも心にくい。説明書も附属されているので、置き場所さえ確保すれば、届いたその日からすぐに栽培を始められる。
スタンドとライトを組み上げてみても、「Nature Box CUBE」の底面はわずか20cm四方ほど。我が家の狭いキッチンの一角にある、チェストの上にもすっきり収まった。インテリアにも使えそうな、おしゃれなデザインで、リビングやキッチンにおいても、周りのインテリアの美観を損なうこともなさそうだ。ちなみに、スタンド部分は、ナチュラルとダークの2色の木製タイプのほか、モダンなインテリアにも似合うステンレスタイプもある。ライトの色も複数あるので、部屋のイメージに合わせてセレクトできるのもうれしい。わが家は白が基調なので、迷わずナチュラル×白に。
「Nature Box」に付属している種は、すべて「タネまる」という特殊な加工をされたもの。「小さな種子を、水分たっぷりの天然高分子ゼリーで包み込むことで、取扱いしやすくすると同時に、種子の能力を最大限に発揮させることができる」という。
今回、わが家では「レタスミックス」をセレクト。届いた時点ではカラカラ乾燥状態の種を、たっぷり水に浸して準備するところから、いよいよキッチンガーデンづくりのスタートだ。土がいらないので、時間を気にせず気軽にスタートできるのもいい。この種が5時間後にはぷよぷよの球体に…。かなりワクワクだ。
実際の成長過程やお世話については、次回レポート予定なのでお楽しみに!