帰省、旅行、自宅でのんびり…など、多くの人が羽を伸ばしただろうお盆休み。旅行先でホテルに泊まり、ふと「こんなきれいな場所に、もっと気軽に訪れたい」と思った人も多いのではないだろうか。
そんな想いを、誰もが憧れるハワイの「ホテルコンド」という物件のオーナーになることで実現させる人々が増えている。
ホテルコンドとは、簡単に言えばハワイの分譲ホテルのことで、所有者が使わないときは一日単位で観光客などに部屋を貸し出すことができる。物件の管理はマネージメント会社が行い、宿泊料はたいてい前払いなので、一般の不動産経営のように家賃の滞納などに頭を悩ませずに済むことがメリットだ。
気になるのがホテルコンドの物件価格だが、リゾートハワイ不動産のホテルコンド一覧によると、12万ドル弱から販売されている。立地や展望のよさ、設備の充実を条件に探すと25万ドル前後かかるケースも多く、さらに管理費や修繕費が加わることになる。管理費や利益分配はマネージメント会社によってまちまちなので、物件選びと同じようにマネージメント会社の選定が重要なポイントになる。
ただ、宿泊費収入が経費(ローン、管理費、固定資産税など)を超えることはほとんどないといわれているので、大きな利益を生むのは難しいよう。宿泊費収入は一部経費をまかなうものと割り切って、自分が所有する物件に滞在しているという感覚を楽しみたいところだ。
大きな買い物だけに十分な下調べが大切だが、ハワイが大好きで何度も訪れていて、自由に泊まれる部屋を買ってしまいたいと思っている人には、一考の価値のあるサービスである。