東京に住みたい!と思っても、東京23区には460あまりの駅があります。仮に毎月引越しをしても、全駅制覇するには38年以上!どの駅の近くに住むかは、なんとなく決めるのではなく戦略的に選んでいかなければなりません。そこで今回は、平均家賃の安い駅を特集しました。
※各駅の平均家賃はSUUMOに掲載されている賃貸物件情報(1K/LK/DK/LDK)より。2012年3月14日現在
栄えある平均家賃の安い駅第一位は、「大井競馬場前駅」。なんと品川区の駅がランクインです。とはいえ、物件掲載数は多くないので、たまたまリーズナブルな賃料の物件が掲載されたタイミングのデータを取得したようです。気になる周辺施設はなんといっても大井競馬場。仕事帰りにトゥインクルレースを見て、そのまま歩いて帰る…なんてライフスタイルも楽しめそうです。
2位になったのは、都電荒川線の荒川区役所前駅。その名の通り、荒川区役所が間近にあります。それだけでなく、消防署、警察署、区立第三峡田小学校、区立第一中学校と、公共施設に囲まれた行政の中心地のような立地です。また駅前の「サンパール荒川」は、1120人を収容する大ホールがあり、この3月には綾戸智恵のコンサートも開催されました。
梶原駅も、2位同様に都電荒川線沿線の駅。明治通りを挟んで、上りホームと下りホームが別れるという、国道をまたにかけた珍しい駅です。駅から北には梶原銀座商店街が伸びており、毎年お祭りなどが開催されていてほのぼの。JR京浜東北線、東京メトロ南北線の王子駅までも2駅で、車も電車も交通便利な駅でもあります。
4位は東武伊勢崎線の小菅駅。荒川を挟んだ隣駅はターミナル駅でもある北千住駅。北千住にはルミネや丸井など商業施設も充実しており、仕事帰りに乗り換えがてらちょっとお買い物して帰る、なんてライフスタイルが楽しめそう。東武伊勢崎線は日比谷線にも直通しているので、銀座、恵比寿、六本木にも一本で出かけられます。
2位の梶原駅の隣駅。その名の通り、駅前に荒川線の車庫があります。駅周辺は区画整理されており、見通しのよい道路が続いています。荒川車庫前駅には「都電おもいで広場」があり、なつかしい車両が展示されています。ちなみにこのあたりの町名は西尾久。尾久といえばJR宇都宮線の尾久駅がありますが、駅は「おく」と読み、町名は「にしおぐ」と読むんですよ。
東京都でも新しい路線の日暮里・舎人ライナーから、高野駅がランクイン。足立区にある駅で、読み方は「こうや」です。高野町という旧地名が名前の由来となっています。駅から少し離れると畑が残っていたりとのどかな雰囲気。日暮里・舎人ライナーの始発である日暮里駅は、山手線、京浜東北線、常磐線、京成本線、成田アクセス線に乗り換えられてとても便利。
うーん、物件は見当たらなそうですが…。
都電荒川線の王子駅、梶原駅の間に位置する駅。駅前には化粧品会社の研究所や女子高があります。なんとなく女子力が高くなりそうですね。
通りを挟んで京成関屋駅があり、連絡運輸が可能です。
10位は都電荒川線の都電雑司ケ谷駅。池袋駅まで徒歩圏といえなくもないことを考えると、かなり狙い目駅。ちなみに副都心線にも「雑司が谷駅」がありますが場所は別です。(ちなみに副都心線に乗り換えるられるのは、隣駅の鬼子母神前駅)
平均家賃が安い駅だからといってあなどることなかれ。交通アクセスが意外とよかったり、周辺施設が充実していたりと魅力的な駅がけっこうありそうです。狙い目なのは「都電荒川線」だということが分かりましたね。
次回は、なんとなく予想が付きそうな「東京都23区、平均家賃が高い駅ランキング」をお送りします。