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プレスリリース 2014年

福島第一原子力発電所汚染水貯留設備RO濃縮水貯槽(H6エリアC1タンク)からの漏えいに関する「発電用原子炉施設故障等報告書」の提出について

平成26年2月28日
東京電力株式会社

 平成26年2月19日午後11時25分頃、タンクエリアパトロールにおいてH6エリアに設置されているタンクの上部より水が垂れ落ちていることを協力企業作業員が発見しました。現場を確認した結果、タンク上部天板部のフランジ部より水が漏えいしており、上部天板部から漏えいした水は雨樋を伝わり堰外へ流出していることを確認しました。近くに排水路がないことから、海への流出はないと考えております。
 その後の現場確認の結果、当該タンクの受入弁(2箇所)が開状態になっていたことから、当該弁を全閉にし、漏えい量が減少したことを確認しました。また、漏えいを止める措置として、同日午前3時30分にH6タンクエリアの当該タンク群間の連結弁を開けて当該タンク水位を下げる操作を実施し、午前5時40分に漏えいが停止したことを確認しました。
 漏えい量については、RO濃縮水供給ポンプの移送量およびタンクの空き容量等から約110m3と推定しており、そのうち堰外に約100m3漏えいしたものと判断しました。漏えいした水のうち、回収可能な水については、パワープロベスター(バキューム車)で汲み上げを実施しました。
 漏えいの原因は、淡水化装置処理後の水の受け入れ予定ではない当該タンクに接続されている弁が開いていたことにより、タンクに水が入り上部天板部から漏えいが発生したものと判明しました。
 本件については、汚染水を貯留しているタンクから漏えいしたことおよび堰外の水溜まりにおいて高い放射線量が測定されたことから、2月20日、福島第一原子力発電所原子炉施設の保安及び特定核燃料物質の防護に関する規則第18条第12号「発電用原子炉施設の故障その他の不測の事態が生じたことにより、核燃料物質等(気体状のものを除く)が管理区域内で漏えいしたとき」に該当すると判断いたしました。

(平成26年2月24日までにお知らせ済み)

 当社は、本日、福島第一原子力発電所構内H6エリアC1タンクからの漏えいについて、東京電力株式会社福島第一原子力発電所原子炉施設の保安及び特定核燃料物質の防護に関する規則第18条に基づく報告(事故故障等の報告)を原子力規制委員会に行いましたのでお知らせいたします(別紙参照)。
 今後、引き続き、原因を詳細に調査し、対策を講じてまいります。また、その結果について取りまとめ、原子力規制委員会に報告してまいります。

以 上

○別紙
発電用原子炉施設故障等報告書(PDF 124KB)PDF
 (件名:福島第一原子力発電所汚染水貯留設備RO濃縮水貯槽(H6エリアC1タンク)からの漏えいについて)

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