手づくりの雑貨や健康的な食べ物など、ロハスをテーマにさまざまなブースが出店する屋外イベント『ロハスフェスタ』。先日、大阪府吹田市の万博記念公園で開催されたこのイベントに、URが出店し、そのブースではDIY(Do It Yourself=自分の手で生活空間をつくったり、修理をしたりすること)の体験ができるということで、筆者も参加してきました。
古くなった団地の床材がネームプレートに
筆者が参加した開催2日目はあいにくの雨。しかし、悪天候にもかかわらず、URのブースで開催されたワークショップは整理券がなくなるほどの人気ぶり!この日は団地の床材を再利用してネームプレートをつくるということで、人気DIYブロガーのMarineさんに教わりながら、テントの下で制作をスタート。
【画像1】参加者の皆さんはDIYがはじめてという方がほとんど。ネームプレート制作の材料や道具を前に、真剣な面持ちです
【画像2】もともと団地の床材だった板に、アルファベットを切り抜いたプラスチックの型紙、ステンシルを貼り付け、刷毛でポンポンとペンキを塗ります。しかし……(写真撮影:UR DIY部)
【画像3】手前がペンキで着色した筆者作のプレートで、奥が筆者の作品を見かねたURの方にスプレーで色を着けてもらったもの……。ひとりだと落ち込む失敗も、今回は周りの方が助けてくれたので、結果オーライ!筆者作として、スプレーバージョンをここからデコレーションしていきます(笑)
【画像4】どんぐりやまつぼっくり、落ち葉などを木工用ボンドで貼り付けて、完成!それぞれのセンスで、素敵なネームプレートが出来上がりました。参加者の皆さんも「楽しかった!」と大満足
【画像5】ネームプレート制作のワークショップ終了後は、輸入壁紙などを販売する『壁紙屋本舗』の方が講師になり、壁紙貼り体験も。参加者の方の中には「わが家で挑戦する前に練習です!壁紙の貼り方を教えてもらえる機会なんてなかなかないですからね」という方もいらっしゃいました
賃貸でもDIYを楽しめる!
ワークショップに参加していた方々からは「DIYをしたことがないけれど、興味はあるし、機会があればやってみたい!」という声が多く聞かれました。賃貸住まいだったりすると、退去するときのことを考えて、家を自分らしくカスタマイズするなんてなかなか……という人も多いと思いますが、URでは賃貸でも原状回復義務なしで自分らしい住まい方を楽しめる、DIYできる住戸をさまざまな団地で提供しているそうです。
また、今年の7月からはDIYのおもしろさを伝えるべく、URでは『UR DIY部』を結成。賃貸でも自分らしい住まい方を楽しめるということを、ワークショップなどを通して、たくさんの方に知ってもらうべく、今後も活動をしていくそうです。
【画像6】ブース内の展示はUR DIY部による手づくり。タイルや壁紙でポップな印象になったキッチンが素敵です
【画像7】ネームプレートづくりをやさしく指導してくださった人気ブロガーのMarineさん。「ちょっとペンキを塗るだけでもがらっとお部屋の雰囲気が変わるので、まずは小さなことからはじめてみてください!最初の一歩を踏み出すと、DIYは楽しいですよ」とのこと。URの箕面粟生団地では、Marineさんが手がけたDIY住宅のモデルルームを見ることができるそうです。また、Marineさんがコーディネートした「デザインセレクト賃貸」のモデルルームもアーベイン東三国に完成! こちらは壁紙などを自由に貼り替えられるプチDIY住宅の見本としても参考になりそうです
DIYというと、家具をつくるなどの大がかりな作業をイメージしがちですが、小さなネームプレートをつくったり、ちょっと壁紙を貼るだけでも立派なDIY。お部屋の中に、世界にたった一つの手づくりの部分があるだけで、ぐっと暮らしが楽しくなるような気がしますね。