22,000円(税2,000円)
山中漆器は安土桃山時代に石川県加賀市の山中温泉上流に木地師の集団が移住したことに始まります。以来、四百年以上の歴史と日本一の木工轆轤(ろくろ)技術を有する山中漆器の熟練した職人たちが木工轆轤の技術で削り出したシンプルな無垢の木のボディーと、老舗のコーヒー機器メーカーKalita(カリタ)社の高精度な設計のコーヒーグラインダーが一体となったMokuNeji × Kalitaの手挽きのコーヒーミルができました。
「工芸×工業」をテーマに展開するMokuNeji(モクネジ)は、シンプルであたたかみのある木のガラガラ、TOY Grip(トイグリップ)でもおなじみ、木工轆轤(ろくろ)と精緻なネジ切り技術を組み合わせ、木製ねじを活かした魅力的な製品を生み出しているブランドです。
この木工轆轤の木地師さんたちが作るMokuNejiコーヒーミルのボディ(木部)は、通常の3倍の速さで回転する「3条ネジ構造」というネジ切り加工の高度な技術で、本体を半回転きゅっとひねるだけでスッと簡単に開け閉めができるだけでなく、柔らかな木肌で握りやすく、手に馴染みやすいのも魅力。さらに、精度の高いKalita(カリタ)製のコーヒーグラインダーによって握力や手の力の弱い女性でも余分な力を入れずに簡単にコーヒー豆を挽くことができます。
コーヒー豆は、摩擦熱によって香りや風味が損なわれたり、コーヒー豆が酸化すると言われていますが、人の手でゆっくりと挽かれるコーヒーは、電動ミルと違ってこの摩擦熱がぐっと抑えられるため、コーヒー本来のおいしさを引き出してくれます。また、電動のコーヒーミルと異なり、電源不要でコンセントや置く場所にも困らず、お手入れは刷毛などで豆の削りかすを落とすだけで特別なメンテナンスも必要ありません。
コーヒー豆を挽きながら香り立つコーヒーアロマを自宅で味わうのも日々の暮らしのちょっとした贅沢。インテリアを選ばない木と鉄のシンプルで無駄のない美しいデザインと、コーヒーを淹れる一手間を億劫にさせることなく、むしろ楽しみに変えてくれる仕掛けの詰まった手挽きのコーヒーミルは毎日のコーヒーライフをより豊かにしてくれるアイテムです。
・素材変更について
現在、ミズメ材が入手困難の状況にあるため、2017年の春よりMokuNeji COFFEE MILL(モクネジ コーヒーミル)は、ミズメ材からケヤキ材に仕様変更となりました。現在ROUND ROBINでストック中のMokuNeji コーヒーミルは、掲載画像の木目の柔らかなミズメ材です。ミズメ材のコーヒーミルは残りわずかとなりますので、ナチュラルな木目をお好みの方はぜひお早めにご検討ください。
山中漆器産地の木工轆轤(ろくろ)の歴史は古く、奈良時代に全国の国分寺に奉納された百万塔が木地轆轤で制作されたものとして現存しています。40種とも50種ともいわれている産地独自の「加飾挽き」の技術を保有し、現在も他産地の追随を許すことがない木工轆轤の一大産地です。すべて木目の美しい天然木を使用したMokuNejiシリーズは、そんな山中漆器産地で培われてきた高い木工轆轤の技術と、精緻なネジ切りの技術を使った「工芸」×「工業」の新しいプロダクトシリーズです。
ドイツ語の“Kaffee(コーヒー)“と“Filter(フィルター)”に由来する"Kalita(株式会社カリタ)"は、1958年に東京日本橋で創業した老舗のコーヒー機器総合メーカー。自社ブランドのコーヒー機器の製造販売と欧米の高級コーヒー機器の輸入業務を手がけています。環境志向を先取りした形の家庭用無漂白ペーパーフィルターをいち早く開発、また、豆に優しいミルを目指し、業界初のセラミックカッターや低速カッティングで豆に熱を持たせないギアを開発するなど、現在でも国産コーヒーメーカーのパイオニア的存在として高い知名度を誇っています。
サイズ | 本体 φ97mm×H258 mm ( ハンドル含むW176mm×D97mm×H258mm) 重量: 約760g |
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素材 | 木部:ミズメ / ミル機械部:鉄 塗装:木部・オイル仕上げ |
仕様 | 一度に挽ける豆の量:約30g 本体のネジを調整し、豆の細かさを自由に調整できます。 |
納期 | 1〜2週間 ※在庫状況によって変更する場合があります |
送料 | 食器・雑貨 |
デザイナー | 山崎 宏 |
備考 | 天然木の為、木目にはばらつきがあります。 |