巷の噂によると、近年 “お風呂でスマホを楽しむ”人が増えているとか……。それを裏付けるように防水のスマートフォンや関連グッズも増加している。
でも、わずかな入浴タイムのなかで、それほどスマホを触ることが本当にあるのかろうか? お風呂でスマホを使ったことがある数人に、その現状を聞いてみた。
「ジップロックを使って風呂に持ち込んでいます。基本的に音楽をかけっぱなしにしてるだけで、時間があるときは湯船につかってネットを見たり。忙しいからっていうよりかは、風呂のなかでやることがないからっていうのが正しいかも(笑)」(デザイナーUさん)
「ネットは見てないけど専用の防水ケースに入れて音楽を聴くことはあります。湯船につかってるときまでスマホをいじりたくはないかな…」(会社員Nさん)
「専用の防水カバーとかは持っていないけど、ジップロックに入れてお風呂のフタの上にのっけて使っています。リラックスタイムの一環として、映画やアニメを観ていますね」(編集者Kさん)
「汗をかきたいときにジップロックにスマホを入れて風呂に持ち込んでいます。見るのはFacebookとTwitter。時間があるときは85円で買える安い本も読んでいます」(会社員Aさん)
どうやらジップロックを使ってお風呂にスマホを持ち込んでいる人が意外と多いようだ。使い勝手は悪くないそうで、会社員Aさん曰く「アクションゲームとかはムリだけど、ネットや読書をする分にはまったく問題ない。空気をよく抜いてきちんとチャックをするのがポイント」とのこと。もちろん水没しないよう注意が必要だ。
一方でこんな猛者も。フリーターのSさんは直でお風呂に持ち込んでいるという。
「頭や体を洗うときはタオルで包んでふたの上に置きます。そして湯船ではそのタオルで手を拭いて直接画面に触れ、ネットショップなど見ています。理由は……お風呂に入っている間がヒマだからかなぁ(笑)」
以前は防水DVDプレイヤーやマンガをお風呂に持ち込んでいたそうだが、スマホのほうが万能で手軽だからという理由で持ち込むようになったそう。しかし、こんな失敗談も。
「湯船に落としたこともあるし、湿気で充電部分が黒ずんで錆びてきました…。あと蒸気で画面が曇ってくるので、マメに拭かなきゃいけないのが大変。オススメはしません(笑)」
油断は禁物なようだ。こうした注意は必要だが、スマートフォンを使ってお風呂タイムを充実させるのもいいかもしれない。