2013年9月11日、SUUMO主催の「『SUUMO引越し見積もり』のイケメン引越し男子祭り」が開催。提携引越し会社から1名ずつ選抜されたイケメン引越し男子が引越しスキルやイケメン度を競う5種目の競技に参加し、一番イケている引越し男子が選ばれた。当日は、引越し会社8社が集結! 頭脳も体力も兼ね備えたイケメンと、引越し会社のプロたちに、本業である引越しの際、荷づくりで知っておくとトクするコツを聞いてみた!
荷物の梱包、開封と大変な引越し作業。ただコツをつかめば、もっとラクになるという。そこで、引越しのプロに聞いた、荷づくりの前に知っておきたいことをご紹介しよう。
「引越しで大切なのは、何よりも段取りです」と話すのは、アーク引越しセンターの小川正大さん。
引越しまでの日数と梱包しなければならない箱の数を割り出して、毎日少しずつ整理していく。自分で設定したノルマをクリアしていくことで、着実に荷づくりは進むという。また「あちらこちらを手をつけるのでなく、ひと部屋ずつ片付けていく。そして、片付いた荷物はどんどん荷づくりをし終えた部屋に移動すると、生活スペースが生まれます」とアドバイス。
さらに、競技にも出場し“大腿四頭筋が自慢”という、ダック引越センターの今村公隆さんは「まずは収納スペースにある荷物から詰めはじめる。そして、収納内の梱包を終えたら、その収納は開ける必要がなくなりますから、その前にどんどん段ボールを積み上げていくと達成感も得られます」と爽やかな笑顔で話してくれた。
また、優しい笑顔がたまらないアーク引越センターの細淵博光さんは「箱の表面に、収納なら引き出しの上から何番目などと明記しておくのがオススメ。大事なのは“上から”とか“下から”などの明確な場所で、これを書いていないと、結局何が入っているのかが分からなくなることが多いんです。それに上の面のテープには、はがしやすいように返しをつけると、箱を開けるとき爪などを傷つけません」という。開けやすいように閉じる……なんとも細やかな気遣いだ。
スポーツ系さわやか男子のハート引越センターの板橋雅雄さんは「箱を粘着力のある布のガムテープで留めるお客さまがたまにおられますが、実は紙テープのほうが安全にご家財を運べる。私たちはご家財をトラックに積み込むときに、万が一の落下の危険を避けるため箱を滑らすのですが、ガムテープだと止まってしまうんです。紙テープのほうが滑りやすいので、ご家財を安全に運べます。それに床も粘着テープでベタベタしません」という。ただ、引越しのプロとして、もちろんどんなご家財でも運びます!と笑顔で付け加えた。
次に箱の大きさだが、実は引越し会社によってサイズが微妙に違う。そこで大小の箱、それぞれにどんな荷物を詰めるべきかを質問した。すると、小さな箱は重いもので、例えば食器やCD、DVD、小物や飾りなど。大きな箱にはかさばるもので、例えば、衣類やバックやくつなど、かさのあるものを入れるといいと、共通の答えが返ってきた。
それでは肝心の荷づくりについてだが、
とにかく(1)詰めすぎないこと (2)すき間を開けないようにすることが大事だと、どの会社も口をそろえる。
「すき間ですが、新聞紙を丸めたものでも、緩衝材でもいいんです。箱のなかで物同士がぶつかり合って壊れないように詰めるのがコツ」とダック引越センターの今村さん。
びっしり荷物を詰めすぎると、物同士がぶつかってしまう。しかし、スカスカすぎても壊れてしまうから注意が必要だ。アーク引越センターの細淵さんは、割れ物の梱包に関して「特にワインの持ち手のところは、細いので割れやすい。そのため、緩衝材を二重にも三重にも巻いて保護します」と話す。
最後に梱包を終えた、段ボールの置き場だが、片付けを終えた搬出口に近い部屋にどんどん固めていくのがベター。というのも引越しでは、必ず段ボールから運び出されるからだという。そうしておけば、もし引越し当日に、詰めないといけない荷物が残っていたとしても、段ボールの搬出から頼めるので、自分の作業にも集中できるんだと付け加える。
また、当日までにぜったいにやっておかないといけないのは、冷蔵庫のコンセントを抜くことや洗濯機を止めておくこと。顧客のなかには引越し当日まで洗濯機を回す強者もいるというが、さすがに引越し当日まで洗濯機を使うのは迷惑にもなるのでやめておこう。
いまや引越しは“運送業”ではなく、“サービス業”。荷物の詰め方、片付けやすさ、長年の経験やノウハウを活かして、各社独自のテクニックを編み出している。イケメン引越し男子祭りのなかで、荷物を詰める競技があったが、会社によって詰め方がまったく違うのには驚いた。ただ荷物を効率的に詰めるだけでなく、片付けやすくするために工夫することが大事だということも判明。
ちなみにイケメン引越し男子祭りの様子は以下のURLでも公開されているのでチェックしてみて!