住まいの雑学
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2012年6月19日 (火)

明治、昭和、平成…。元号が地名になっているケースは意外と多い!?

明治、昭和、平成…。元号が地名になっているケースは意外と多い!?
Photo: Hemera Technologies / thinkstock

6月19日は元号の日。645年のこの日に蘇我氏を倒した中大兄皇子は、日本で初めての元号「大化」を制定。それが元号の日の由来となっている。

大化以降、平成まで、移り変わった元号は247。明治、大正、昭和、平成という流れは分かるけれど、江戸時代以前の元号はよほどの歴史マニアでないと分からないのではないだろうか。

ちなみに江戸時代は、慶長から慶応まで265年の間に36の元号が使われた。元号の制度が異なるため昭和、平成の流れと単純な比較をすることはできないが、変化の激しさに、時代のうねりが感じられる。

ところで、こういった元号は、古いものから新しいものまで、日本のさまざまな地名や町名などに活用されていることはご存じだろうか。

例えば、元号の元祖である大化は、大分県豊後大野市の緒方町大化という名に残されている。また、大宝律令が施行された大宝は滋賀県の大宝寺山、長崎県の大宝崎などがある。

ほかにも、山梨県の丹波天平には天平、秋田県の嘉平治森には平治、愛知県の安永川には安永など数え上げればきりがない。

ただ、こういった元号からとった地名や町名でもっとも多いのは、明治、大正、昭和、平成と近代の世になってからのもの。ドライブをしていたら「明治坂があった」という経験や「そういえばこの前、大正山に行った」「昭和湖を見た」「平成橋を渡った」なんてことが思い浮かんだ人も多いのでは?

「明治通り」「大正通り」「昭和通り」「平成通り」…と元号が使われた通りの名前も全国にあり、その時代の象徴となる大通りも多い。

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