春といえば穏やかな気候をイメージするが、じつは風が強い季節でもある。発達した低気圧が日本付近を通ることが多くなるので風が強くなるのだが、なかには家が揺れるほど強い風が吹くこともあるようだ。
ネット上でもそういうケースがいくつか報告されているが、こちらのサイトでは、明らかに周りの家は揺れていないのに、自分の新築の家だけが風で揺れ、その原因が建築ミスによるものだったと判明したケースが掲載されている。
もし自分の家が風で揺れる場合、その原因を突き止めるにはどうすればいいのだろうか? また建築ミスによるものだと判明したら、どのように対処すればいいのだろうか?
そこで、ホームインスペクション(住宅診断・住宅検査)の専門業者である、さくら事務所に、これらの疑問をぶつけてみた。お答えいただいたのは、さくら事務所ホームインスペクター(住宅診断士)の大久保新さん。
まず、新築なのに家が揺れる場合は、どのような原因が考えられるだろうか?
また立地も影響するという。「例えば、丘の上や周りに何もないような場所など、風が強く当たる立地の場合は、比較的多く揺れが生じています」と、大久保さんは教えてくれた。
ちなみに、家が揺れる原因を自分で特定することはできるのだろうか?
専門家が調べ、建築ミスが判明した場合、その家の施工業者に対して、どのように対処すればよいのだろうか? また施工業者の責任は問えるのだろうか?
家を建てることは人生でも大きなイベント。建築ミスなどあっては堪ったものではないが、もしなにかあったら早めに専門家へ相談したほうがよさそうだ。