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2012年12月27日 (木)

愛犬家必見! 愛犬のための理想の家づくりとは?

愛犬家必見_愛犬のための理想の家づくりとは

一般社団法人ペットフード協会が平成23年度に実施した全国犬・猫飼育実態調査によれば、犬の飼育頭数は1193万6000頭。およそ5世帯に1世帯が愛犬と暮らしている計算だ。

大事な家族の一員であるペットだが、住まいが原因でケガや病気を発症したり、ペットの思わぬ行動が問題を起こすケースも多い。そこで「愛犬との暮らしをもっと豊かに楽しくするために」をコンセプトにした「愛犬家住宅」を提唱する株式会社ワンオンワン代表取締役社長・中嶋 宏一さんに、住まいとペットの問題について聞いた。

「愛犬にとって大半の時間を過ごす場所が家の中。“愛犬との豊かな暮らし”を実現するには住まいの取り組みは不可欠です。しかし傷、汚れ、におい、さらに床や空間スペース、電気代の問題にいたるまで愛犬家の悩みは多岐にわたります」

具体的にどんな問題が起きているのだろう?

「例えば床の問題。床が滑りやすいと関節を痛めてしまい関節疾患を起こす恐れがあるので、ペット対応用の床材にしたり、通常の床にコーティングを施す場合も。しかし、リフォームをするとなると、当然お金もかかります。最近はペット対応の住宅が増えてきていますが、ハウスメーカーで犬に対する深い知識を持っている人は決して多くないので、細かな配慮を施した住宅は少ないんです。しかも “暮らしてから犬を飼う”家庭が大半なので、実際に住み始めてからさまざまな問題に気付くのが実情です」

では、愛犬にとっての理想の空間をつくるにはどうすればいいのだろう?

「大切なのは、犬種特性と個性を知ること。現在189犬種が登録されていますが、習性や特性がまったく違います。例えばダックスフントは、もともとはアナグマなどの猟に使われていた猟犬。吠えることが仕事だったため、無駄吠えがご近所トラブルの原因になることがあります。また、外の音に反応することも多く、音漏れや防音効果のある二重窓にするなど、愛犬の個性に応じた工夫をすることが大切です。また、これから家を探すという方は周辺の環境を調べることも大事。近所に散歩コースや動物病院があるかあらかじめ調べておきましょう」

愛犬家の理想の家は、犬種や家族構成、環境などでそれぞれ異なるもの。ちなみにワンオンワンでは『愛犬家住宅 住まいの工夫コンテスト』を12月27日から開催する。気になる方はチェックしてみよう。

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