食べ物が腐りやすい梅雨時期を長持ちメニューでおいしく乗り切ろう

梅雨入りが目前まで迫ってきた。雨の日が多くなり、雨が降っていなくてもじめじめ。湿気たっぷりのこの時期は雑菌が繁殖しやすく食べ物の傷みも早い。

でもいちいち、“これはまだ大丈夫かな？”なんて気にしながら、食べ物を管理するのも面倒くさい。いっそ、傷む心配の少ないメニューをふだんよりたくさんそろえて毎日の食生活を送ってみてはいかがだろう。

レシピ検索サイトのクックパッドには日持ちがする＆おいしそうなレシピが多数掲載されている。いくつか紹介してみよう。

■「農家のレシピ」にんじんのピクルス
にんじんを軽く浅漬けにしてからピクルス液に漬け込み腐りにくくしている。
1.水、酢、砂糖、塩を混ぜたものを沸騰させる
2.1にニンニク、赤とうがらし、ローリエ、粗挽き黒コショウを入れて冷ます
3.食べやすい大きさに切ったにんじんに塩をまぶして軽くもむ
4.ビンにピクルス液とにんじんを入れ、冷蔵庫で2日漬け込んで完成

■牛肉の甘辛佃煮 ～生姜風味～
甘辛い味付けでご飯がすすむ牛肉の佃煮。お弁当や保存食に。
1.生姜を千切りにして、酒、酢、砂糖、水といっしょに鍋で煮る
2.フツフツと煮立ってきたら牛肉を入れ、肉の色が変わったらいったん肉を取り出す
3.鍋にしょうゆ、みりん、ハチミツ、顆粒和風だしを入れ、煮汁が半分になるまで煮詰める
4.再び肉を鍋に戻し、煮汁がなくなったら出来上がり

■おじいちゃん秘伝『新タマネギ味噌☆』
味噌の濃厚な風味と玉ねぎの甘さがからまりご飯がすすむ一品。
1.新タマネギを1～2ミリほどにスライス
2.味噌を水大さじ1で溶いておく
3.フライパンになたね油を入れ、温まったらタマネギを入れる
4.タマネギがしんなりしたら、かつお節と2の味噌を入れ、手早く混ぜれば完成

なんとなく保存食と聞くとおいしさよりも長持ちすることを優先しているようにも聞こえるけれど、もちろんそんなことはない。また、長持ちするということは、つくり置きが可能になるので家事の負担も軽くなる。梅雨が終わっても、工夫を重ねて保存食のレパートリーを増やしてみるのもいいかもしれない。