借りる
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中田 早耶
2011年6月12日 (日)

これから結婚するカップルのための幸せな新居の探し方:(1)賃貸編

6月はジューンブライドの季節。友人の式にお呼ばれして結婚への憧れがつのっている人も多いのでは。これから結婚を予定しているカップルは、まずは華やかな結婚式のことで頭がいっぱいかもしれない。しかし、新居は結婚式と違って長いスパンで考える必要がある。新婚生活の舞台となる新居も結婚式同様入念に準備したいものだ。

結婚が決まった後に一緒に住み始めるカップルは全体の71.5%、結婚が決まる前から一緒に住んでいるカップルは23.3%(全体平均、ゼクシィ 新生活準備調査2010http://bridal-souken.net/data/trend2010/XY_ML10_report.pdf 32p)。意外に結婚が決まる前から一緒に住んでいるカップルは多いものの、全体の約7割のカップルは式をどうするか検討するのと並行して新居も探している模様。

賃貸派は購入派に比べて多い。購入派が全体の15.2%に対して、賃貸派は63.1%だ。しかし、賃貸だからと軽く考えるのは禁物。家賃の月々の支払いは少なく見えても、年単位で考えると意外に高額な買い物であることが分かる。全体平均の家賃は8.9万円、敷金・礼金の平均金額は27.9万円。年間で計算すると134.7万円支払うことになる。(ゼクシィ 新生活準備調査2010 33p,52~53p)

どれだけこれまでお互いの家を行き来していても、分からない生活観、家に対する価値観があるものだ。一緒に住むのがはじめてのカップルは、まずお互いの生活スタイルや住みたい家のイメージをよく話し合うことが大切だ。

こだわりポイントとしては、「広さ」「築年数」「間取り」「エリア」が考えられる。

「広さ」なら広々とした物件でも、あえて狭い物件で費用を抑えても良いだろう。「築年数」も新築にこだわってもいいし、あえて築古の味のある物件も2人が気に入れば良いのでは。「間取り」はデザイナーズにメゾネットマンション、庭付き物件や小さな一軒家でも2人の好み次第だ。
「エリア」はとても便利だけど子育てがしにくそうな街、憧れの家賃がお高めの街、自然に恵まれた都心から離れた街も2人だけの新婚時期だからこそ住んでみるのも手だ。

子どもがいなくて比較的金銭的に余裕のある時期だからこそ家賃が高めのところに住んでみるのも良いし、将来に備えて家賃を抑えたつつましい生活を送るのも考え方次第。

ちなみに、結婚4年後までに生まれる子どもの平均人数は0.8人(初婚同士の夫婦の場合、第13回出生動向基本調査 国立社会保障・人口問題研究所4p)。数だけで考えると約8割の夫婦が4年以内に2人だけの生活に終止符を打ち、新しい家族を迎えていることになる。2人だけで住む間は、将来のことを計算に入れつつも「新婚」という言葉に縛られず、2人だけのお気に入り物件で幸せに暮らせるよう自由に物件選びをしてみてはいかがだろうか。

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