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SUUMOジャーナル ピックアップ
2012年7月14日 (土)

基本が分かれば意外と簡単!? インテリアのカラーコーディネート術

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Photo: iStockphoto / thinkstock

本日7月14日に映画「ヘルタースケルター」が公開される。公開前からなにかと話題を呼んでいるこの映画だが、見所のひとつに監督の蜷川実花が繰り広げる色彩豊かな映像美がある。エキサイトニュースの記事では、艶やかで鮮烈な色使いで演出されたファッションや、インテリアなどが注目すべきポイントとして報じられている。

特にインテリアについては、蜷川実花の世界観が見事に表現されており、赤を基調とした妖艶な雰囲気が特徴となっている。元々写真家である彼女だからこその色彩感覚ではあるが、このカラフルなインテリアに憧れを持つ人も少なからずいるのではないだろうか。

そこで今回は、インテリアにおいて色が果たす役割りについてご紹介してみたい。インテリアコーディネートの総合情報サイトの記事からポイントをいくつか挙げてみよう。

・色相環が分かれば、色の関係がよく分かる
緑→青→紫→赤→黄→緑というように、色を順にリング状に並べたものを色相環という。反対側にある色同士が補色の関係にあり、お互いの色を目立たせる効果がある。


・色による部屋の印象を左右するのが「トーン」
色による部屋の印象を決定づけるのが明度と彩度。つまりトーンだ。明度とは色の明るさのことで、彩度とは色の鮮やかさを示すもの。


・カラーがインテリアに与えるイメージと影響について
色がどのような印象や影響を与えるかも覚えておきたい。例えば、赤は気分を高揚させる作用があり、黒は男性的で威厳のある力強い演出をしたい場合に最適。


以上のことを踏まえて、次は具体的に実践してみたい。

・類似色の組み合わせ
赤とオレンジ、紺と青といった類似色の組み合わせは、失敗が少なく初心者の方にオススメ。使用面積に差をつけて強弱をつけるとコーディネートしやすくなる。


・反対色相の組み合わせ
緑と紫、黄と青のように色相環で反対側にある色相を組み合わせることで、鮮やかなコントラストが生まれる。どちらかの色をベースにして、トーンを統一することによってまとまりやすくなる。


・同じ色相で異なるトーンの組み合わせ
同系色を用いて、トーンでコントラストをつけていく。この組み合わせは、同系色を複数入れても色の数が多いと感じることがなく、すっきりとまとめることが可能。


ざっとカラーコーディネートの基本をまとめてみたが、ほかにはRoomClipというサービスもオススメしたい。こちらは、自分の部屋のレイアウトやコレクションなどのこだわりを写真で記録し、友達や趣味が近い人と共有できるサービス。さまざまなインテリアが紹介されているので、参考にしてみるのも面白いだろう。

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