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プレスリリース 2014年

サウジアラビア王国における電力の効率的利用にかかるコンサルティング契約の締結について

平成26年6月11日
東京電力株式会社

 当社は、本日、サウジアラビア王国における電力の効率的利用にかかるコンサルティング契約(期間:2014年8月~2015年11月)をサウジアラビア電力会社(以下、SEC)と締結いたしました。

 当社は、これまで、独立行政法人国際協力機構(JICA)の業務受託(期間:2007年2月~2009年3月)により、同国の電力需要改善対策を取りまとめた「電力省エネルギーマスタープラン」を策定し、その後、2009年10月より同国の水・電力省向けに同マスタープランの実施支援にかかるコンサルティングを行いました。今回のコンサルティング契約は、こうした経緯を踏まえ、SECから当社に対して依頼があったものです。

 同国全域の電力供給を担っているSECは、経済成長と人口増加を背景とした電力需要の伸びに対応するため、現在、電力供給設備の増強を積極的に進めています。しかし、SECの設備増強が電力需要の伸びに追いつかないため、同国では恒常的に電力不足が発生しており、最大電力需要を抑制するための抜本的な解決策が求められています。

 当社は、SECが抱えるこうした課題に対し、同国の電力供給の現状を分析し、需要家側における電力の省エネルギーに関する取り組みと配電設備の電力損失を低減する方策の提案を行う予定です。これらの施策を実施することで、同国は、効率的な設備増強と設備運営が可能となり、当社は、同国における電力の安定供給に貢献できると考えています。

 当社は、「2014年度 東京電力グループ アクション・プラン(2014年3月31日公表)」において、海外事業を推進する方針を掲げています。一日も早い福島復興を実現するためにも、収益拡大に向けた事業基盤をより一層強化していくとともに、今後とも、国内外で培った技術やノウハウで世界に貢献すべく、コンサルティング事業を積極的に展開してまいります。

以 上

※サウジアラビア王国における最大電力需要の伸び(2004~2008年)は、年平均8%。
 また、2020年は、最大電力需要が7,500万kW(2008年は3,800万kW)を超える見通し。
 (出典:「海外諸国の電気事業」2010年版 海外電力調査会)

<別紙>

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