お医者さんは聖職だなんて言われるが、なかにはそうとは思えないような人も…。30才の看護師が、ちょっと怖いお医者さんのエピソードを紹介します。
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大学病院の外科で看護師をしています。うちの部長先生は、穏やかで優しくて人望も厚いかたです。あるとき、「先生はどうしてお医者様になろうと思ったんですか?」と、なんの気なしに質問したんです。
すると部長先生は、それまでの表情から一転して、「ふふふ、ボクは小学生の頃、イジメられててね。そいつらを見返したくて、『先生』と呼ばれる医者になることだけを考えてきたんだよ。医者になれば金持ちにもなれるし」と、驚きの答えが返ってきました。
勢いづいた先生は「外科を選んだのだって、ボクをイジメていたやつらが、事故やケガで手術することになったら、散々じらして…。あ、いやいや、冗談」なんて、怖いこと言い出した。
先生の闇の部分を見てしまった今、以前のように接することができなくて、戸惑っています。
※女性セブン2014年7月17日号