プロジェクト実行者

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ottotto　林秀行

実行者にメッセージ

最新の活動レポート 2016.02.18

グラスの到着を楽しみにお待ちいただいている皆様　１月中にグラスは完成したのですが、一部のグラスに肉厚に問題があり作り直してもらっています。その完成が２...

ストーリー

‘ottotto’ はお酒の大好きな家具デザイナーが、自分のデザインした器でお酒を飲んでみたいという願望からスタートしたプロジェクトです。

FUN to DRINK「お酒を楽しく、美味しくするグラス」をモットーに試作した１０点（動画では８点）の中から、今回はワインを気軽に楽しむためのグラス３点を第１弾の商品にしたいと考えています。

ワイングラスの持ち方を見ると、ほとんどの日本人はステムを持ちますが、欧米ではテイスティングの時以外はフォーマルでもカジュアルでもボウルを持つ人が多いようです。私は、白ワインの時は結露したボウルを持つのがあまり好きではないのでステムを持ちます。

しかし、ボウルを持つのが一般的ならステムのないワイングラスがもっとあっても良いのではと考えました。

ステムのあるグラスは美しく、持つ人の姿を引き立てますが重心が高いのでうっかり倒してしまったり、洗う時にも神経を使い、収納にはスペースも必要です。

ホームパーティーなど人を招く機会の多い方にお薦め！　ステムレスのグラスはセッティングの可能性も広がります。

ottottoのワイングラスは倒れそうで倒れない！洗うのも楽！収納にも困らない！しかもワインを気軽に楽しむだけでなくワイングラスとして、その香りや味わいを充分に引き出す機能も備えています！

環状の膨らみを持てば熱の伝わりが和らぐ！ステムレスワイングラス

デザインの特徴は環状の膨らみですが、３つの意味があります。１つ目は倒れそうになった時にストッパーの役目をすること。２つ目はステムの代わり、指先との熱の伝わりを和らげます。３つ目は、逆さまにしてデカンタ（まだスケッチの段階）の蓋にするためです。グラスの底には最小限の平らな部分を設けてあるので真直ぐに立ちます。いくら傾けても元通りに、起き上がり小法師のようなグラスです。飲み口は約０,９ミリの薄吹き仕上げとなっています。

○HEBE はギリシャ神話のゼウスとヘラの娘、青春を司る女神。オリンポス山の神々の祝宴で神酒（ネクタール）を注いで回るメイド役を担ったそうです。後にヘラクレスの妻となりました。

○サイズ：径φ８９mm　高さ８８mm　口径φ５４mm　○重量：７０g　○容量：３００ml　○材質：無鉛ガラス　○予定販売価格：2,700円（税抜き）

注ぐ飲み物によって多様な富士山が現れる！ステムレスワイングラス

ERRYKE は HEBE のような膨らみはありませんが、倒れそうになるまで傾けても倒れず、ゆれながら元通りに起き上がります。HEBE とは外形寸法が一緒の兄弟グラスです。またワインだけでなく、香りを楽しむタイプのビールにもオススメ。ビールを注げば冠雪した富士山が登場！縁起の良いグラスです。持ちやすく、結露したグラスで指を滑らせることもありません。飲み口は約０,９ミリの薄吹き仕上げ。

○ERRYKE はギリシャ語でお酌。美しい娘 HEBE にお酌してもらった神々は飲み過ぎて泥酔してしまったそうです。これが HEBE-ERRYKE「へべれけ」の語源という説もありますが、どうやら俗説のようです。グッスリ眠るが GOOD SLEEP のようなものだそうです。

○サイズ：径φ８９mm 高さ８８mm 口径φ５４mm　○重量：７０g 　○容量：３１５ml　○材質：無鉛ガラス　○予定販売価格：2,700円（税抜き）

水を１００ml 入れた HEBEとERRYKE。

傾けてクルリと回せばスワリングの効果 ! ステムレスワイングラス

よくワイングラスをクルクル回す仕草を見かけますが、それをスワリングといいます。（ワインが空気に触れて酸化が進み、味わいや香りが良くなる） WARIKI は真直ぐに立てても、傾けて置いても様になりますが、傾けてクルクル回せばスワリング効果でいつものワインがワンランクアップ！小ぶりなサイズは女性の手にも良く馴染みます。飲み口は０,９ミリの薄吹き仕上げ。

○南米チチカカ湖周辺に古くから住む人々の話すアイマラ語の挨拶で ‘I AM FINE’ のことを‘WARIKI’ というそうです。

○サイズ：径φ８４mm 高さ８７mm 口径φ５３mm　○重量：７０g 　○容量：２６０ml　○材質：無鉛ガラス　○予定販売価格：2,600円（税抜き）

水を１５０ml 入れた ERRYKE、WARIKI、HEBE。

ワイングラス以外にもロックグラスなどの試作ができています。

林秀行デザイン事務所は主に家具のデザインを手掛けてきました。グラスのデザインと同様、使いやすくシンプルな造形の中に、日常の生活を少し豊かに、楽しくする工夫を込めています。

２００５年にカトラリーデザイン展に参加したのをきっかけに器のデザインに興味を持ち、シリコンの箸置き‘TAZNA’、白磁の猪口‘NOMBAY’、ロックグラスス‘KOMA’を発表し‘ottotto ’を立ち上げました。TAZNAは MoMA ニューヨーク近代美術館の Destination Japan展の選定商品に、NOMBAYは第８回国際陶磁器展美濃の陶磁器デザイン部門に入選するなど一定の評価をいただいたのですが、ロックグラスKOMAの製造を依頼していた工場のOEM生産中止などがあり頓挫しておりました。