先日、関東が梅雨明けし、ついに夏本番を迎えた。気象庁が発表した3カ月予報によれば、7月・8月ともに〝気温は平年並みか高い〟らしく、なんと4年連続で暑い夏の傾向なのだとか。また、NASAの発表によると、今年は世界の平均気温の過去最高記録を破る可能性が高いという。つまり、世界的に猛暑が迫っていると言えそうだ。
もちろん、その中でもとくに暑い場所は存在する。日本であれば埼玉県の熊谷市が有名だ。今年も7月6日に35.7度を記録し、今年はじめての猛暑日となった。
しかし逆に涼しい場所もきっとあるはず。北海道や東北地方が涼しいのは当たり前だが、もしかするとその他でも、穴場スポットがあるかもしれない。そんな素朴な疑問を解消するべく、気象庁の天気相談所に話を伺った。するとこんな返答が。
なるほど。この情報をもとに1000m以上の場所にある市町村をチェックしてみた。「市町村のまめ知識」によれば、最も標高が高いのは長野県川上村。次いで群馬県草津町、長野県南牧村、長野県原村の4町村だった。
実際に現地に赴いたわけではないが、この4つの場所は理論的には涼しいはずだ。
では、標高が高い場所以外で、穴場的なスポットはあるのだろうか?
なんと! 日本最南端に位置する沖縄が涼しいのか?
そこで気象庁の気象統計情報を調べてみると、昨年8月の日平均気温は東京29.1度、大阪29.4度に対し、沖縄(那覇市)は28.5度。確かに沖縄のほうが涼しい。
なんだか都心で働いているのが嫌になってきそうな情報。クーラの風ばかりに当たっていると体にもよくないので、休日には各地の避暑地で夏を過ごしたいものだ。