住まいの雑学
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SUUMOジャーナル ピックアップ
2013年4月4日 (木)

犬と猫、家を汚さないのはどっち? 大切なのはやはり〝しつけ〟

内閣府が平成22年に行った「動物愛護に関する世論調査(http://www8.cao.go.jp/survey/h22/h22-doubutu/2-1.html)」によると、34.3%の人が、犬や猫などペットを飼っていると答えた。3人に1人の割合で、ペットを飼っているようだ。またペットを「飼っている」と答えた人に、どんな動物か聞いたところ、「犬」を挙げた者の割合が58.6%と最も高く、以下「猫」(30.9%)、「魚類」(19.4%)と続いていた。

やはり犬と猫の人気は高いようだ。ところでこの犬と猫、家の視点で見た場合、どちらが飼うのに適しているのだろうか? そこでここでは、ペット関連事業の大手、イオンペット株式会社(http://www.aeonpet.co.jp/)に、犬と猫、どちらが家を汚さずに飼えるのか聞いてみた。お答えいただいたのは、イオンペットのしつけ担当者。まずは犬の場合から。

「基本的に個体差と犬種によって大きく異なることを前提として、一般的に多い例をお答えいたします。フローリングの場合、水の飲みこぼしや尿などで、木が水を含んで膨張し剥がれるケースがあります。はっ水加工された専用フロアマットなどを事前に設置しカバーしておくのが望ましいです。また、トイレのしつけが完全に終わるまでは、和室には入れないほうが良いでしょう。中型犬以上になると、フローリングで走ったときに爪痕などで傷が付く事も多く、カーペット等を敷く必要があります」

では続いて猫のケース。

「猫の場合は身づくろいをするので比較的ホコリは立ちにくく、水なども上品に飲むので汚れにくいですが、スプレー(臭いつけの習慣)のある子はしつけでは直せません。また、壁や柱など爪とぎの習慣があるので、仔猫のころから猫用の爪とぎを用意しましょう。そのほかには、高い所に登るのが好きなので、網戸や障子、ふすまなどは、足場として破られるケースも多いです。キャットタワーで満足させたり、猫用の強い網戸に替えるとよいでしょう」

なるほど、しつけや習性によっても個体差がかなり表れ、汚れ具合も異なるというワケだ。最後に、犬、猫のどちらが、家へのダメージが大きいのか聞いてみた。

「犬は犬種やサイズ、しつけの状態でまったく異なります。しつけの完了した犬であれば、猫に比べてもダメージは少ないでしょう。ただ、犬・猫を全体で比較した場合、猫はもともと大きさや力に限りがあるので、猫のほうがダメージは少ないかもしれませんね」

飼い方やしつけ次第とはいえ、どうやら猫のほうが家へのダメージは少なそうだ。これから犬や猫を飼おうという人は、多少家を汚されることぐらいは覚悟のうえで、その被害を最小限に抑えるため、しつけをしっかりと施し、対策グッズなども準備しておきたい。

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