辺野古土器、きょうにも文化財認定 県教委、遺跡確認へ


この記事を書いた人 志良堂 仁

 県教育委員会は26日にも、米軍キャンプ・シュワブ内沿岸部で発見された土器や石器とみられる物を文化財に認定する。一部の土器とみられる物は文化財と確認されており、他の石器とみられる物については文化財かどうか選別作業を進めていた。

 26日中に認定できるかどうかについて文化財課は「作業の進捗(しんちょく)状況による」と述べるにとどめた。
 今後、発見された現場一帯が遺跡認定されれば、現場での試掘調査も予定されることから、米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設工事に影響を与えるのは必至だ。
 土器などが発見された地域は新基地建設の埋め立て予定地となっている。発見場所付近では、文化財の「碇石(いかりいし)」も見つかっている。
 一連の発見物が文化財と認定されると、発見現場一帯の遺跡認定に向けて、名護市教育委員会は県教委と調整に入る。遺跡認定されれば、遺跡の範囲や特徴などを調べるために試掘調査や測量などが必要になる。