住まいの雑学
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2012年9月15日 (土)

「カーネーション」効果で今年はスゴい!? 「岸和田だんじり祭」開催

9月15日から大阪府岸和田市で「岸和田だんじり祭」が開催される。今から約300年前の1703年(元禄16年)、岸和田藩主・岡部長泰(おかべながやす)公が米や麦など5つの穀物がたくさん取れるように祈願して行った稲荷祭を起源とするこの祭には、毎年多くの見物客が訪れ、その数は約60万人にも達するという。

そんな「岸和田だんじり祭」の醍醐味といえば、スピードに乗った神輿が交差点や曲がり角を直角に曲がる「やりまわし」だ。神輿の屋根の上に乗った大工方(だいくかた)が曲がる方向を指示し、それに合わせて曳き手(ひきて)が綱を引っ張る。そうして重さ約4トンもある巨大な神輿が勢い良く方向転換する光景は圧巻。その勇ましい姿から「日本一勇壮な祭」と評されることもある。

この「岸和田だんじり祭」について岸和田市役所の中島さんは次のように話す。

「長い歴史を持つ祭ですが、参加する人たちの結びつきは今でも強く、町内などから多くの人が参加しています」

中島さんによれば、今年の祭は特に盛り上がりそうだという。その理由とは?

「昨年のNHK連続テレビ小説『カーネーション』の舞台が岸和田市だったこともあり、今年は見物客が多いことが予想されます。観光バスの予約も例年に比べて多い状況です。今から楽しみですね」

見物客の数が多ければ、それだけ神輿の曳き手たちもヤル気が上がるはず。今年は特に豪快なやりまわしが期待できそうだ。

ちなみに、だんじり祭の神輿は「動く美術館」と言われるほど彫刻が繊細で凝っていることでも有名。夜になると提灯の明かりのなかをゆっくり練り歩くので、その時間を見計らって造形美に目を向けてみると良いだろう。昼の豪快な姿とは違う一面を見られるはずだ。

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