「カラコン」「黒コン」──。瞳を大きく強調するカラーコンタクトは、付けまつげと共に、いまや“デカ目”メイクに欠かせない必須アイテム。量販店などで販売されている使い捨てのタイプから、眼科で処方してもらうタイプまで、種類も値段もさまざまだ。
そんなカラコンをダシに、合コンで女子大生を釣ろうとする眼科医がいたという。都内の私大に通うAさんは、大学の友人に誘われて医師たちが集まる合コンに参加した。
当初、その合コンにはあまり乗り気で無かったAさんに、幹事をつとめる友人は「コンタクトの度数教えてくれる?」と聞いてきたそうだ。その理由を尋ねると、友人は「まだ秘密だけど、来て損はないから!」という。
「結局参加したんですが、行ってみたら男女4対4の合コンでした。こっちは皆女子大生。向こうは、30代の外科医と、30代の歯科医2人、そして40代の眼科医。外科医は自慢話に終始し、歯医者はなにかにつけて『歯を矯正した方がいいよ』と失礼な発言。でも一番驚いたのは、眼科医でした」(Aさん)
眼科医は突然、参加した女子の名前を「○○ちゃ~ん」と順番に呼び、一人一人にプレゼントを渡しはじめたそうだ。
「その場で開けてびっくりしました。私の度数に合わせた黒コンだったんです。周りの3人は大はしゃぎで喜んでたんですが、私はドン引きしました。度数を聞いてきたのは、これで釣るためだったんだ……と。しかも、眼科医がやっちゃダメなことですよね。目の検査もしていないのに」(同前)
眼科医がプレゼントしたのは、レンズのふちに黒や焦げ茶のラインが入っているコンタクトで、市販の「カラコン」よりもナチュラルに黒目が大きくなるということで、女性からの人気も高いものだ。とはいえ、目に合わないコンタクトの使用や、誤った用法でおこるトラブルも後を絶たない。
「この1日使い捨てのコンタクトは普通のものより高いんです。だから、もらった友だちは喜んじゃって。その眼科医は、また別のタイプが欲しかったら次の合コンで持って来てあげるよ、とダシにしていました……。職業自慢より最低だなと思いました」