住まいの雑学
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2014年5月4日 (日)

「片付けて」と言わずに、子どもにおもちゃを片付けさせるコツって?

おもちゃの収納場所は、お子さんと相談しながら決めよう(写真: iStock / thinkstock)
写真: iStock / thinkstock

小さい子どものいる家庭では、毎日おもちゃを片付けさせるのに苦労している方が多いのではないだろうか。

そこで今回は、ストレスなく子どもにおもちゃを片付けさせるコツを、『お片付けコンシェルジュ(http://okataduke.me)』の整理収納アドバイザー・中山真由美さんに教えていただいた。

まずは、おもちゃを収納するのに適切な場所について。

「お子さんがよくリビングで遊ぶならば、例えばリビングに近い洋室の一角を、お子さんのためのコーナーとします。場所を決めたら、さらに使う頻度別に収納場所を2カ所に分けます。普段からよく使うおもちゃは、“1アクション1アイテム”として、すぐに取り出せる場所に収納します。一方、普段はあまり使わずお友達と一緒のときのみ使うおもちゃや、あまり使わなくても捨てられないおもちゃは、クローゼットや押入れなど、取り出しにやや手間がかかる場所にしまいます」

なるほど。使う頻度によって、収納する場所を変えるというわけか。ちなみに、よく使うおもちゃの収納場所は、お子さんと「どこにする?」と相談しながら決めれば、お子さんも片付けの意識が高まるとのこと。

では、おもちゃを片付けるタイミングはいつが良いのだろうか?

「一番よいタイミングは、ひとつの遊びが終わったときです。『遊び終わったら元に戻そうね』と声を掛けながら、大人も一緒に片付けましょう。“片付ける”という言葉は子どもにとっては抽象的なので、“元に戻す”と分かりやすく伝えれば良いと思います。また、すぐに片付けるのが難しいなら、寝る前に片付けさせる習慣をつけましょう。『一緒に遊んで、おもちゃも疲れただろうから寝かせてあげよう』と、おもちゃもおうち(定位置)に帰ることを覚えさせてください」

また中山さんいわく、片付けられなくても怒ってはダメとのこと。

「片付け体質になるのには個人差が大きいですから、あまり怒るとギスギスして親子関係が悪化することがあります。多少散らかっていても良しとしましょう」

あまり気負わず、気楽な気持ちで取り組むのがよさそうだ。ゴールデンウィークや長期休暇で、子どもと遊ぶ時間が増える家庭も多いはず。ぜひ中山さんのアドバイスを実践してみてほしい。

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