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出羽恵実子 @エフェクト
2011年11月18日 (金)

空間を有効活用、スキップフロアのある暮らし

ポケットがたくさん付いた上着やトランクは、何かと重宝するもの。服の厚み部分やカバンのふた裏など、着心地やサイズ感にはほとんど影響を与えないところにたくさんの物をしまうことができる。

空間を有効活用、スキップフロアのある暮らしそんな感覚を住まいにも応用したのが、床裏収納スキップフロアと呼ばれる空間。これは階段の踊り場がある中二階や、ワンフロアを半階層ずつに分けて設けた、いわば“隠しポケット”のようなスペースで、シーズンオフのアイテムなどさまざまな物を保管する収納部屋としても使用可能。つまり、敷地にゆとりのある場合はもちろんのこと、建築条件の厳しい狭小地にこそぴったりの設計なのだ。

ちなみに、自治体にもよるが、天井高が1.4m以内で、直下の床面積の2分の1以内の広さの収納スペースであれば、階数や床面積にはカウントされない。固定資産税の対象にもならないってわけだ。空間を有効活用、スキップフロアのある暮らし

「スキップフロアは未使用空間を有効活用するため、限られた敷地の中でも、生活の場を狭めることなく、ゆったりとした収納スペースを確保できるという特長があります。また収納庫として使う以外に、スキップ部分の床を抜いて“吹抜け”として活用することも。通常、吹抜けを設ける場合は、その分の面積だけ上の階の空間が使用できなくなりますが、半階層だけを高天井にすることで、高天井の上部を寝室などに使うことができるんです」

空間を有効活用、スキップフロアのある暮らしそう教えてくれたのは、パナソニック電工テクノストラクチャーの山下さん。まさに、住宅の隅々まで無駄なく有効活用できる、夢の空間というわけだ。

わずかな段差を設けることで、豊かな収納スペースを確保できるうえ、そこには独立した新たな空間が生まれる。必要以上に部屋を壁で仕切らずとも、各層でのひとときを満喫できる、スキップフロアのある暮らし。こんな素敵な発想の間取りはいかがだろうか?

パナソニック電工テクノストラクチャー株式会社『スキップフロアシリーズ』
HP:http://group.panasonic-denko.co.jp/pewjtst/variation/skip/

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