静岡県、伊豆下田。夏の海水浴シーズンが終わると、あんなににぎやかだったビーチも静けさを取り戻します。
美しい波と砂浜をゆっくり楽しめる、晩夏から秋にかけての海辺の旅。人恋しい季節に合わせて、2人でゆっくりと「とっておきの絶景パワースポット」を巡るデートはいかがですか?
1.♡が可愛い!「龍宮窟」
「ハートの洞窟」として人気急上昇中の龍宮窟がおすすめ!
龍宮窟は、伊豆半島ジオパークとしても注目され、遊歩道や案内図などが整備されています。隣には自然にできた砂の大斜面「サンドスキー場」があるので目印に。
薄暗い階段を降りて洞窟内に入ってみると…。意外に洞窟内は明るい!正面には海、天井には空。光が射し込む様子が神秘的。
洞窟内部から天井を見上げると…。波と風によって削られた岩肌、堆積層の縞模様など、ジオマニアではなくても、興味深くて、夢中になってしまいます。
では、さっそく「ハートの洞窟」の心臓部(ハート)を見るためにちょっぴり山登り的なデート。と言っても、ほんの数分の短い登りなので軽装でも大丈夫。
この絶景もスゴイ!すぐ下は海、向こうに田牛の「前の浜」を見渡せます。雲のない日は伊豆七島の利島、新島、式根島、神津島などが見えます。
これが上から見た「ハートの洞窟」の心臓部(ハート)!撮影するならこの場所に立って、角度を変えたり背伸びしたりして、ベストショットを狙いましょう!でも、柵から乗り出さないように注意して。
帰り道はお隣のサンドスキー場と須崎半島方面の海を眺めながら。透明な海に吸い込まれそう。
2.山頂から一望「下田ロープウェイ」&「愛染堂」
下田ロープウェイで海絶景を眺めつつ、恋愛成就を祈願しよう!
伊豆急下田駅から徒歩1分。寝姿山の山頂に登る下田ロープウェイは、地球が丸く見える海絶景が自慢。さらに山頂にある愛染堂には恋愛成就に効きそうなヒミツが!
ロープウェイで山頂に登ると目の前に広がる下田港と太平洋。そして伊豆諸島も一望できる…はずだったのですが、この日は残念ながら雲に隠れていました。
寝姿山の山頂は四季折々の花も美しいおすすめデートコース。幕末に黒船を監視したと言われる地点を通り過ぎると、可愛らしいハートの絵馬と海を望む愛染堂が見えてきます。縁結び、子宝、安産など、女性の味方となって守ってくださると言われている、愛染明王が祀られています。
さっそくハートの絵馬を500円で購入。裏に願い事を書いて奉納します。
縁結びのお守りも優しい色が揃っていました。大切な人を思う心に、そっと寄り添ってくれそうですね。
寝姿山いちおしの人気のお守りはこちら。「癒しの音色、水琴鈴 縁結び御守」はハート型も可愛いらしく、キラキラするような美しい音色です。
恋愛成就祈願の後は、下田ロープウェイ山頂駅の特等席へ。絶景を眺めながら、ご当地名産のアロエや夏みかんサワーがおすすめです!
3.伊豆のビーチに隣接「白浜神社」
伊豆で海辺デートしたいなら、伊豆最古の白浜神社に行こう!
伊豆の海辺デートと言えば、白い砂が眩しい白浜のビーチははずせません。そして、縁結びの神様にもぜひお参りを。伊豆の人気ビーチ白浜大浜に隣接した、伊豆で最古の神社と言われる白浜神社は、デートにも恋愛成就祈願にもオススメです。
眩しく賑やかなビーチとは対照的に、樹齢2000年のびゃくしんの御神木と拝殿を囲む鎮守の杜が、静謐な空気を漂わせています。
まず祈願料1000円を納め、御守りと縁結び特別祈願用紙をいただきます。ふたりの名前、特定の相手がない場合は自分の名前だけを祈願用紙に書きます。
伊古奈比咩命が主祭神の白浜神社、そして同じ境内に見目弁財天を祭った縁結び神社をお参りし、祈願用紙を箱に入れておくと、次の日の朝、神職が御神前に御報告してくださるそうです。
200円を納め、心の中で「教えて下さい」とお願いして恋みくじを引くと、神様からのメッセージが届くそうです。
お参りの仕上げは、白浜神社の海の鳥居。白浜大浜のシンボルとも言える鳥居は、季節やお天気や潮の満ち干により、見るたびに新鮮な神々しさをたたえています。
三島大明神が沖に見える伊豆七島などの島々をお造りになったときに、伊豆に住む伊古奈比咩命を妃に迎えたそうです。そんな神様の国造りと恋のお話に想いを馳せてみませんか?
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今回は、伊豆下田でデートをするなら絶対に立ち寄りたい、恋に効きそうな3つの絶景パワースポットをご紹介しました。どの海絶景も、美しさは伊豆でも指折り!「この景色を大切な人と二人で眺めたい!」って思うだけで恋のパワーが増大しそうです。
デートにはモチロンいいけど、女子旅や一人旅だって、きっと特別なパワーを授かる旅になるのでは? ちょっと人恋しい季節、静かになった海辺へ旅してみませんか。
※この記事は2015年9月時点での情報です
向井田 カオルコ
じゃらん現地スタッフとして伊豆を担当した経験を生かし、現地ならではの濃いめの情報発信を目指します。宿泊施設、観光スポット、遊び体験などで、旅行者を受け入れる側の人々からのとっておきネタを取材します。旅のお供はウクレレです♪