リフォーム・内装
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フム山サイモン(Office Ti+)
2011年8月13日 (土)

プロの職人に聞く! 壁紙選びのキホン

見飽きた部屋を、大きくイメチェンしたい!そんな人にオススメなのが、壁紙の張り替えだ。壁や天井をおおう面積が多い分、部屋の印象をガラッと変えることができる。

とはいえ、壁紙の色や柄は多種多様。いったいどういう基準で選べばいいのだろう?

プロの職人に聞く! 壁紙選びのキホン

壁紙張り替えなどの内装工事を手がける「内装ヤマグチ」の山口誠一さんに、壁紙選びの基本を聞いてみた。

「壁紙張り替えの際、まず気をつけなければいけないのが、選ぶ壁紙の厚さ。一度壁紙をはがすと、元の下地に凹凸ができてしまうので、薄い壁紙だと細かな陰影がどうしても目立ってしまいます。なるべく厚手のものを選ぶようにしましょう」

目安となる厚みは、だいたい3mm~5mm程度だとか。その中から、今度は好みの色を選ぶわけだけれど、ここにも注意点が。

「色は、床よりもなるべく薄い色のものにするのが基本です。天井や壁が床よりも濃い色だと、部屋に圧迫感が出てしまいますからね。また、薄い色は調度品がすっきり納まって見える効果もあります」

一般の住宅に張ってある壁紙に、白やベ-ジュなどの色が多いのはそういうわけ。
でも、せっかくだからもっと大胆に部屋のイメージを変えてみたい……。

そんな人はどうすればいいの?

「例えば、部屋の壁を一面だけ濃い色の壁紙にすると、すっきりした部屋の雰囲気を維持しつつ、印象をガラッと変えることができますよ。その際、なるべく家具などが少ない面の色を変えるのが、きれいに見せるポイントです」

これらの基本をおさえておけば、壁紙選びはグッとやりやすくなるはず。

ところで、最近は工務店に頼まず、自分で壁紙を張り替える人も多い。そんな人へのアドバイスはありますか?

「ホームセンターなどで売っている『コークボンド』という補修材を持っておくと便利ですよ。壁には微妙なゆがみや傾きがあり、どんなに丁寧に壁紙を張っても、壁際に微妙な隙間ができてしまいます。『コークボンド』は、そのスキマをふさいで仕上がりをきれいにしてくれる上、壁紙のはがれ防止にもなるすぐれもの。壁紙の小さな破れも補修できるんですよ」

壁紙の張り替えで、理想の部屋をもう一度手に入れよう!

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