住まいの雑学
地震・豪雨…防災対策、大丈夫?
55
SUUMOジャーナル ピックアップ
2013年9月30日 (月)

災害大国日本。身を守る術として注目の“防災シェルター”とは?

『防災シェルターノア』。最新型が今年10月に発表される予定(写真提供:株式会社リアルサポート)\n
写真提供:株式会社リアルサポート

9月16日に日本列島を襲った台風18号。京都府と滋賀県、そして福井県では、全国初の大雨特別警報が出されるなど、各地で甚大な被害が報告された。

この特別警報では「直ちに命を守る行動を取ってほしい」との最大限の警戒を呼びかけていたが、気象庁のHPによると「命を守る行動」とは「避難所に避難するか、外出が危険な場合は家の中で安全な場所にとどまる」と説明されている。

家の中が果たして安全なのか、その判断に迷うところだが、例えば防災シェルターなるものを用意しておけば、そうした心配も少しは軽減しそうだ。そこで今回は、最近巷で話題の防災シェルターについて、その役割りや値段などをご紹介したい。お話を伺ったのは、防災シェルターの普及に努めている株式会社リアルサポート防災事業部 小河原さん。

まず、防災シェルターには、どんな種類があるのだろうか。

「防災シェルターには『津波シェルター』『地震シェルター』『核シェルター』『地下核シェルター』『火山灰シェルター』『竜巻シェルター』があります。それぞれ、津波や地震、放射能、火山灰、竜巻に対応できるもので、災害ごとに特化して開発されています」

こんなに種類があることに驚くが、細分化されているとどう選んだらいいのか迷ってしまいそう。おすすめのシェルターと、その価格を教えていただいた。

「現在、最も普及しているのが、津波や地震対策に特化した『防災シェルターノア』です。4人用で、販売価格670,000円(税別・送料別)、送料は日本国内2~3万円程度です」

東日本大震災の記憶が残る今、日本で最も警戒すべき災害は地震と水害なので、人気があるのも頷ける。もしも実際に購入した場合、設置にどのくらいのスペースが必要なのだろうか。

「防災シェルターノアの設置スペースは横1200cm×高さ1500cmの球体です。この寸法が入る場所で、下が平らであればどこでも設置可能です。購入された方に伺うと、玄関・ベランダ・ガレージの上・物置・寝室・庭など、さまざまな場所へ設置しておられるようです」

玄関に置くにはさすがに豪邸でもない限り難しいだろうが、庭やガレージなら現実的だ。今回ご紹介いただいた『防災シェルターノア』は、水害も想定しているので、もちろん台風にも役立つ。今回の台風18号を機に、一度家庭内
で災害対策についてよく話し合ってみるのもいいだろう。

https://suumo.jp/journal/wp/wp-content/uploads/2015/05/8e5284bdc2bafce07c4178dd3c55744d.jpg
地震・豪雨…防災対策、大丈夫? 震災・火災・土砂災害など、災害大国と言われるほど災害が多い日本。自分や家族を守るために、備えを万全にしませんか?
75
前の記事 ゆっくり座れる高速バス通勤が話題! 気になる運賃や所要時間は?
次の記事 屋上に小屋を勝手に建てちゃう…はダメ 違法建築のペナルティとは?
SUUMOで住まいを探してみよう