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2013年10月14日 (月)

オリンピック東京招致で再注目!駒沢オリンピック公園のある「駒澤」の魅力

駒沢公園を街の真ん中に擁し、スポーツはもちろん、カフェ文化やペット文化が独自に発達する駒沢の魅力とは?(撮影:筆者)
撮影:筆者

10月14日は「体育の日」。1964年10月10日に、東京オリンピックの開会式が開かれたことに由来する記念日だ。その趣旨は〝スポーツに親しみ、健康な心身を培う〟とされており、この日に運動会を実施する学校も多い。ちなみに、2000年からは、10月の第2月曜日が「体育の日」となっている。

さて、今回はそんな「体育の日」にちなみ、1964年開催の東京オリンピックの中でも、サッカーなどの競技が開催された地・駒沢についてご紹介したい。駒沢オリンピック公園(通称:駒沢公園)を街の真ん中に擁し、スポーツはもちろん、カフェ文化やペット文化が独自に発達する駒沢。その魅力は一体どこにあるのだろうか!?

■駅の場所が決まるまでには一悶着?

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【写真A】駒沢大学駅は国道246号線沿いにある。国道246号線と直角に交わる自由通りは、真っすぐ進むと自由が丘に繋がる(撮影:筆者)

駒沢の最寄駅は東急田園都市線・駒沢大学駅。駅は国道246号線の地下に設けられており、1日の平均乗車数は3万人を超す。この駒沢大学駅は、建設当初、大学からより近い場所(駒沢交差点のあたり)に建設するか、それとも上馬のあたりに建設するかで一悶着あったそうで、裁判の末、現在の場所に決定したのだとか。大学の名前が駅の名称とされているものの、大学までは歩くと10分ほど掛かってしまう。学生が長い行列をつくりながら登校する様子は、国道246号線の朝の名物にもなっている。

■カルチャー発信地としての駒沢

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【写真B】駒沢のランドマーク「バワリー・キッチン」(撮影:筆者)

駒沢には東京のカフェブームの火付け役といっても過言ではない「バワリー・キッチン」がある。カフェプロデュースの達人・山本宇一氏が手掛けたこの店は、オープンから10年以上経った今でも、駒沢を象徴するランドマークとして人気だ。地元の人に愛されているのがよく分かるお店。

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【写真C】平日でも多くのスケーターであふれる駒沢公園のスケートパーク(撮影:筆者)

駒沢公園のなかには、スケートボードやローラースケートが楽しめるフィールドが用意されており、ここからプロのスケーターを多数輩出しているなど、スケーターの聖地としても有名だ。小学生ぐらいの男の子から、プロスケーターまで、幅広い年齢層が切磋琢磨して楽しんでいる姿は、眺めているだけでも面白い。

■駒沢といえば犬

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【写真D】駒沢公園通りの人気ショップ『GEORGE』。スタッフのアットホームな接客も魅力(撮影:筆者)

駒沢の大きな魅力といえば、犬を飼う環境が整っていること。駒沢公園には大きなドッグランが、公園通りにはペットショップをはじめ、犬と一緒に入れるドッグカフェ、ペットサロンがズラりと並ぶ。休日ともなると、周辺住民だけでなく、各地からペット好きが集まり、駒沢は〝犬の街〟へと姿を変える。そして驚くべきは、飼い主の意識の高さ。これだけ犬が多い街にも関わらず、道端に糞が落ちていることはほとんどない。また、リードを外して犬を自由に遊ばせる…なんて飼い主も見かけない。“犬の街”だからこそのマナーが、しっかりと浸透しているのだ。

■ジョギングの名所・駒沢公園

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【写真E】樹々の中をくぐり抜けるように走るジョギングコース(撮影:筆者)

駒沢公園といえばランナーの名所。一周2.1kmのジョギングコースは樹々に溢れ、季節の移ろいを感じながら走ることができる。さすが名所だけあり、ベテランランナーが多いのも特徴で、高齢のランナーが若者を颯爽と抜いていく…なんてシーンもよく見られる。それだけに本気でジョギングを始めたい人にはうってつけの場所と言えるだろう。さらに、公園内にはウェイトマシンが設置されたトレーニングルームもあり、利用料金も2時間450円とかなりお得だ。

■美味しいものもたっぷり!

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【写真F】地元の人に愛される隠れた名店「かっぱ」。この日はお休みの様子(撮影:筆者)

美味しい店が多いのも駒沢の魅力。環七通り沿いには人気ラーメン店がズラりとそろい、住宅街には知る人ぞ知る焼肉店がひっそりとたたずむ。長年住んでいても飽きさせない、懐の深さが魅力だ。

さて、今回は「体育の日」にちなみ駒沢を紹介した。緑豊かな街並み、そしてスポーツやペットなどの趣味を楽しむ住民たち。都会にありながらも、ゆったりとした時間が流れる駒沢は、自分のライフスタイルをより輝かせたい人に最適な街と言えるだろう。

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