もう食材を無駄にしない! 達人に聞いた冷蔵庫の収納術

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冷蔵庫の奥からひょっこり現れる賞味期限切れの調味料や、しなびた野菜たち。存在をうっかり忘れて、冷蔵庫の中で食材を無駄にしてしまう……なんて経験、みなさんにもあるのではないか?

存在を忘れられ奥のほうに転がっている食材、あなたの冷蔵庫にもないだろうか?

存在を忘れられ奥のほうに転がっている食材、あなたの冷蔵庫にもないだろうか?

そこで、食材管理がしやすくなる上手な冷蔵庫収納術を、整理収納アドバイザーのすはらひろこさんに聞いてみた。

冷蔵室の収納ポイント……上・中・下、前・後のカテゴリ分類

「冷蔵庫に備え付けられている棚は、段ごとにカテゴリ分けすることが基本です。たとえば、上段には賞味期限の長いもの、中段には賞味期限の短いもの、下段にはその日に使う食材を収納。また、前後の奥行きに関しても、手前には背の低いもの、奥には背の高いものを置くようにする。これらのカテゴリを守ることで、食品の使い忘れの大部分を防ぐことができます」

食品によっては、別容器に入れ替えておくと、そのまま引き出せて便利。容器は100円ショップで探してみよう。すはらさんのオススメは、さまざまな食材に適応するスリムでロングタイプの容器とのこと。また、各段の中央部分には食材を置かず、スペースを設けておくと、奥まで食品が見渡せパッと取り出すことができそうだ。こうすることで節電にも繋がり、まさに一石二鳥のテクニック!

野菜室の収納ポイント……野菜の形にあわせ容器を使い分ける

「形や大きさがさまざまな野菜類は、形状に合わせた容器を活用することで、傷みや見落としを防ぐことができます。ニンジンやきゅうり、葉もの、エノキなど高さのある野菜は、2リットルのペットボトルを半分にカットし、立てて収納。ピーマンやトマト、ナスなど形が不ぞろいのものは四角い容器にまとめて収納します。生姜やニンニクなど、使いかけの細かい野菜はフリーザーバッグに入れて密閉しておきましょう」

そのままゴロゴロと野菜室に入れてしまうと、いつどんな野菜を買い置いていたかを管理しきれない。野菜の形に適した容器に入れ分ければ、使いかけの野菜も無駄にせず、最後まで有効に活用できそうだ。

冷凍室の収納ポイント……積むのはNG! 立て入れが基本

「冷凍室は、上から見たときに一目で把握できるよう、食材を立てて入れ、収納しましょう。ブックエンドなどを使って、食材が横倒しにならないよう固定しておくと◎。冷凍保存用のジッパー袋に入れた食品も、同じように立て入れ収納にします」

引き出しタイプが主流の冷凍室で食材を上に積み重ねると、下敷きになった食品に気付かないことがあるのでNG。ジッパー袋で食材を冷凍する際も、できるだけ食材を平らにしてから冷凍すると、立て入れがしやすくて便利だ。

このようにちょっとしたコツさえ押さえれば、冷蔵庫のどこにどんな食材が入っているか一目で把握することができ、食材の無駄を無くすことができそうだ。「冷蔵庫がゴチャゴチャで困っていた……」という人は、今すぐ実践あるのみ!

(波多野友子+ノオト)

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