住まいの雑学
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2012年8月26日 (日)

駅の改造や大学移転etc…。東京の都市再開発はまだまだ序の口?

駅の改造や大学移転etc…。東京の都市再開発はまだまだ序の口?
Photo: flashfilm / thinkstock

東急プラザ表参道原宿、渋谷ヒカリエ、そして東京スカイツリー。最近、東京で新しい商業施設やレジャースポットの新設ラッシュが続いている。

現在、東京都は長期的視点に立った都市の将来像を「都市計画区域マスタープラン」に定めており、その計画に沿った再開発・整備を企業やNPOと連携し、現在も着々と進めているのだ。

そんな新しい東京の顔となるのが、今年10月に復元工事が完成する東京駅の丸の内駅舎である。1914年に創建された赤レンガの駅舎が忠実に再現され、併設する東京ステーションホテルもリニューアルオープンする。

また、JR東日本が駅改造に力を注ぐ一方、東京急行電鉄も負けじと渋谷駅周辺の再開発を推進。渋谷ヒカリエに続き、今度は駅南部に200m級の商業・オフィスビルの建設を計画中だ。東急百貨店が入居している駅ビルも建て替える方針で、来年3月には東急東横線渋谷駅と東京メトロ副都心線との相互直通運転が始まる。

その他にも、森ビルによる虎ノ門・六本木地区の「アークヒルズ仙石山森タワー」(今月7日に完成)や、三井不動産によるサンシャイン60通り沿いの「東池袋一丁目計画(仮称)」(2014年1月に竣工予定)など、都心部の開発事業はまだまだ留まらない。

商業施設のみならず、下町では大学のキャンパスの新設が相次いでいる。足立区の北千住駅前には東京電機大、江東区有明には武蔵野大が移転し、葛飾区のJR金町駅の西400m先には東京理科大の新キャンパスが建設中。地価が比較的安く、都心へのアクセスが良い立地で学生を呼び込みやすいというのが、下町人気の理由のよう。

“世界をリードする魅力とにぎわいのある国際都市東京”というキャッチコピーは東京都の都市計画区域マスタープランに載せられているものだが、働く人、住む人、学ぶ人、遊びに行く人らが皆、快適に過ごせるまちづくりが行われることを願ってやまない。

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