住まいの雑学
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2012年7月28日 (土)

暑くて寝苦しい夜は浴衣で寝てみては? 寝巻きとしての浴衣に注目

暑くて寝苦しい夜は浴衣で寝てみては? 寝巻きとしての浴衣に注目
Photo: iStockphoto / thinkstock

夏といえば浴衣。浴衣は花火大会や夏祭りなど、外出時に着るものとしてのイメージが強いが、じつは部屋着としての役割もある。例えば旅館やホテルで提供される浴衣は、寝巻きとして活用されるケースも多く、素材も薄手のものを使用。大きな袖口やみやつ口のお陰で熱気がこもらず、夏でも快適に過ごすことが可能だ。

もちろん家庭でも浴衣は寝巻きとして使用できる。オーダーメイド浴衣を販売する「京屋染物店」のホームページでは、寝巻きに適している浴衣についてを以下のように説明する。

「旅館やホテルなどにある寝間着用浴衣や市販されている寝間着用浴衣の袖は振りがない筒袖で、女性用もおはしょりをせずに着用できるようになっています」

おはしょりとは、着丈より長く仕立てた女物長着を着るときに、腰のあたりでたくしあげた部分をいう。外出用の浴衣を買うと、おはしょりする必要があるので、寝巻きとしては適していないというわけだ。したがって、寝巻き用に浴衣を選ぶ際は、おはしょりをせずに着られる丈のものを選ぶことが重要となる。

もし外出用を持っていて、それを寝巻きとして使用したい場合、浴衣の丈を切ってアレンジするのもよい。

しかし寝巻きとして浴衣を使用した際、どうしても気になってしまうのが“はだける”という弱点。お腹を出して寝ていると風邪を引いてしまうことだってある。そこで最後に、浴衣がはだけないための方法をOKWaveのQ&Aからご紹介しよう。

Q.旅館での浴衣が朝はだけているのを防ぐ方法は?

A.浴衣を腰のところで左右に引っ張り、しわのないようにきっちり引っ張ります。紐は、男は骨盤、女は腰でグイと締め上げます。

このような簡単な方法で、はだけることを防ぐことができそうだ。

浴衣には夏らしい爽やかなイメージがあるとともに、暑さを逃がしてくれる抜群の機能性も備えている。暑くて寝苦しい夜を打破するためにも、浴衣で睡眠、試してみる価値はありそう。

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