妻の勤務先から「転職しませんか?」とお誘い 喜んで従ってしまってもいいのだろうか | キャリコネニュース
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妻の勤務先から「転職しませんか?」とお誘い 喜んで従ってしまってもいいのだろうか

Q&Aサイトの教えて!gooに、こんな相談が寄せられていました。相談者のmon-chan1988さんはメーカー営業をしている28歳の男性。奥さんは相談者さんの勤務先よりかなり規模の大きい同業他社で、正社員として働いています。

奥さんの同期入社の人たちとは家族ぐるみの付き合いも多く、友人や知人も多数います。そんな縁からか先日、奥さんの職場の上司や先輩らと食事をしていたとき「中途募集をしているから、ぜひ受けてみないか」と声をかけられたのだそうです。

「収入源が同一」になるリスクを指摘する人も

(妻のコネって言われるとなあ)

(妻のコネって言われるとなあ)

その会社に転職した場合でも、担当業種が異なるので奥さんとは上司が異なり、フロアで顔を合わせることもないとか。相談者さんは乗り気で「コネ入社という見方をされるのは避けられない」と承知のうえで、他にリスクはないかと相談しています。

この相談に対しては、やはり慎重になった方がいいのではないかという回答が相次ぎました。自分でも小さな会社を経営しているという回答者のbfoxさんは、

「奥様の社内での人間関係が(夫にも)ほぼ直接反映される」
「仕事面の評価で、確実に奥様と比較される」
「奥様との家庭での関係性にも影響が現れるかも」

といった複数の問題を指摘します。さらに「収入源が同一」になってしまうことについても、リスクを指摘しています。

「収入源が同一の企業である場合、倒産したとしたら夫婦共に同じタイミングで収入がなくなります。大きなリストラがある場合にも同じくらいリスクを伴います。終身雇用の神話が崩れた日本では家庭のリスクを軽減するために、共働きの場合は収入源をそれぞれ別に持った方が良いです」

なるほど。確かに相談者さんが転職した後で、もしも会社が傾くことなどがあれば、一気に家庭全体の収入が危うくなるのですね。

入社した途端「良好な人間関係」が壊れるおそれはないのか

別の回答者からは、その会社の人たちとの「良好な今の人間関係」が転職後も続くとは限らないという意見が届いています。

「今は妻の同僚・上司とあなたは『他人関係』ですからうまくいっていますが、中途入社すれば『身内の上下関係』になります。入社してから『こんなはずじゃなかった』と、会社もあなたも双方がそう思うことがあるかも知れません」(AR159さん)

仕事仲間と友達は違います。転職して同じ職場になれば、いままで友人として付き合っていた奥様の同僚との関係性にも何らかの変化が起きることが予想できます。

同じ職場の社員同士が結婚した場合、どちらか一方を別の部署に配属する会社もあります。コネどころか「社員の配偶者」という事が選考でマイナスに働くことはないのでしょうか。その一方で、転職しても「問題ない」という意見もあります。

「奥さんのコネ入社だろうが自分で見つけた企業だろうが、転職は自由なものです。欧米では自分の能力を評価してくれる企業への転職はごく当たり前です」(gouzigさん)

さまざまなリスクも想定されますが、キャリアアップになる大手企業から「ぜひ受けてみないか」なんてお誘いはめったにないチャンス。リスクは覚悟の上で、とりあえず選考だけでも受けてみてもいいのではないでしょうか。(ライター:Makiko.N)

あわせてよみたい:リストラ夫に妻が言ってはいけないNGワード

 

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