カンガルーに赤ちゃん誕生 袋から顔出す こどもの国


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母みゆきの育児嚢から顔を見せる赤ちゃん=14日、沖縄市胡屋の沖縄こどもの国

 【沖縄】沖縄こどもの国(沖縄市)のオオカンガルーの「みゆき」が4番目の子となる赤ちゃんを産み、育児嚢(のう)から頻繁に顔を出し始めている。1月31日に同園の飼育員らが育児嚢から顔を出したため誕生を確認した。正確には、さかのぼって半年前に1円玉ほどの大きさで生まれたとみられ、その後育児嚢の中にはい上がり過ごしているという。

 同園によると、カンガルーの誕生は母親の育児嚢から姿を確認した時となるという。赤ちゃんの性別は14日現在不明だが、体重は約900グラムに成長しているという。毛がうっすらと生え始めていて、目はぱっちり。耳は垂れていて、育児嚢から顔を出しては母親の食べる草とじゃれている。
 父は卯月(うづき)で同園では唯一のオス。赤ちゃんの誕生で、同園のカンガルーはオス1匹、メス5匹に加わり計7匹になるという。赤ちゃんは向こう半年はみゆきの育児嚢を出入りしながら成長していく。
英文へ→Newborn baby kangaroo in Okinawa Zoo and Museum