ミキサー車にジュゴン泳ぐ 不条理訴え、全国キャラバン


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市民らを激励に訪れたジュゴンの絵が描かれたコンクリートミキサー車=17日午後、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設計画をめぐり、議員や「島ぐるみ会議」メンバーらが多数参加する「水曜大行動」の17日、約300人が米軍キャンプ・シュワブゲート前に座り込み抗議した。この日は県外から、ドラム部分にかわいらしいジュゴンの絵を描いたコンクリートミキサー車もゲート前に駆け付けた。

 シュワブ沖の長島付近では、掘削機材を取り付けたクレーン船で作業員の姿が確認された。 ミキサー車で来県したのは全日本建設運輸連帯労働組合(連帯ユニオン)近畿地方本部の西山直洋書記長(48)=大阪府=ら。車に「民意を無視した辺野古新基地建設反対」「警視庁は沖縄から出て行け」と記した横幕を掲げ、市民を激励した。
 西山さんらは今後、沖縄意見広告運動の「全国キャラバン」として基地移設の不条理さを全国に訴え掛ける。