寺社仏閣で「らくがき」するなどの行為は一切禁じられているのが一般的です。そんな中、いくらでもらくがきできる、ちょっと変わったお寺が京都にあるのをご存知でしょうか。
石清水八幡宮のおひざ元、京阪本線八幡市駅から歩いて10分ほどの場所にある単伝庵は、別名「らくがき寺」と呼ばれています。
閑静な住宅街に囲まれたこの寺の山門をくぐった正面に「大黒堂」という御堂があって、内部の白壁には訪れた人々によるさまざまな願い事がギッシリと書かれてあるのが見学できます。その内容は、家内安全、恋愛成就、交通安全などどのジャンルもOK。
「自分もらくがきしてみたい」と思ったら、祈願料として300円をおさめると、白壁に備え付けのマジックペンで書くことで「奉納」となります。各内容は自由なので、自分が祈願したいことをぜひ書いてみてください。直接参拝できない場合、願い事書き込み用紙に住所・氏名・生年月日を記入して寺に送付すると、願主の生年月日（たとえば2月3日生まれなら毎月3日）に合わせて祈祷してくれるそうです。
拝観日は、土日と正月三が日の9時〜15時。平日に訪れたい場合は事前に電話で連絡すること。拝観料100円。
京都府観光連盟：単伝庵（らくがき寺）
