油防止膜など長島に再設置か 辺野古ゲート前、60人排除される


この記事を書いた人 金城 美智子
雨の中、新基地建設に反対して座り込み、機動隊員に排除される市民=23日午前7時ごろ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設をめぐり23日午前、計画に反対する市民約60人が雨の降る中、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前に座り込んだ。午前7時ごろ県警や警視庁の機動隊が座り込む市民らを排除し、砂利などの資材を積む大型車などの工事関係車両が基地内に入った。けが人や逮捕者は確認されていない。大浦湾では油防止膜や浮具(フロート)をシュワブの浜から沖に出す様子が確認されている。長島方面に再設置するとみられる。

 ゲート前では専修大学の有志の勉強会「辺野古ゼミ」の学生14人などが訪れ、市民と腕を組み、合唱して抗議した。辺野古ゼミ代表の元木大介さん(23)は「辺野古の活動は非暴力、直接行動だ。東京でも伝えていきたい」と話した。
【琉球新報電子版】