住まいの雑学
55
SUUMOジャーナル ピックアップ
2014年4月26日 (土)

子どもたちに遊びの楽しさを! 全国に広がるおもちゃ図書館とは

おもちゃ図書館の様子(画像提供:おもちゃの図書館全国連絡会事務局)
画像提供:おもちゃの図書館全国連絡会事務局

たくさんのおもちゃがあり、みんなで楽しく遊べる所があったら、どんなに子どもたちは喜ぶだろう。しかも、そのおもちゃを自宅でも楽しく遊べるように、貸出もしてくれたら? そんな機会を提供してくれるのが、最近話題の“おもちゃ図書館”だ。

そこで今回は、おもちゃの図書館全国連絡会事務局の柚口さんに、どんな活動をしているのか伺ってみた。

「おもちゃ図書館(トイライブラリー)は親子で、またはボランティアと一緒に、たくさんのおもちゃの中から好きなものを選んで自由に遊ぶことができ、家でも楽しく遊べるよう貸出もしています」

柚口さんによると、日本では約30年前に、“障がいのある子ども達におもちゃの素晴らしさと遊びの楽しさを”との願いから始まった活動で、現在は、障がいのある子もない子も共に遊びのなかで育ちあう場となっているようだ。ところでこのおもちゃ図書館、いったいどんなところで開催されているのだろうか?

「主に公共施設(福祉会館、公民館、児童館など)を利用し、月1~2回開催している所が多いです。また、最近では各地の子育て支援センターなどでも開催されるようになりました。毎日開けている常設館もあります」

おもちゃ図書館では、おもちゃを貸し出すほか、次のような活動もしているという。

「通常の開館のほかに、音楽やアート、調理実習、バス遠足などを実施するレジャーライブラリー活動を行ったり、地域のイベントやお祭りなどで遊ぶスペースを提供する“移動おもちゃ図書館”を実施しています。また、布や木などの手づくりおもちゃの製作をしているおもちゃ図書館もあります」

全国に約450カ所設置され、ボランティアによって運営されているところが多く、設置場所は社会福祉協議会、行政、保育園、学校、施設、子育て支援センターなどさまざま。もしかしたら近所でおもちゃ図書館が開催されているかも? 詳しくはおもちゃの図書館全国連絡会(http://www.toylib-jpn.org/)まで問い合わせてみよう。

前の記事 ご近所さんと一緒にレッスン! 自宅に先生を呼べるマンション英会話とは
次の記事 近代建築の巨匠!フランク・ロイド・ライトの天才的デザイン
SUUMOで住まいを探してみよう