住まいの雑学
ISHIYA /企画・エフェクト
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2014年9月20日 (土)

秋の夜長に寝たおす!長時間良質睡眠のコツを専門家に聞いてみた

秋の夜長に寝たおす!長時間良質睡眠のコツを専門家に聞いてみた(写真:Wavebreak Media / thinkstock)
写真:Wavebreak Media / thinkstock

秋といえば読書の秋、食欲の秋など季節を堪能できることがたくさんある。だが、何をするにも身体が資本だ。良い睡眠を取れば趣味の秋を充実して過ごせるというものである。

そこで、秋の夜長を快適に眠るためにはどうしたら良いか? All About睡眠ガイドの坪田聡さんに良質な睡眠の取り方についてお話を伺った。まずは、寝付きの悪い人はどうすれば寝付きが良くなるのかを聞いてみた。

「寝付きの悪い人は寝付きが悪くなる生活をしています。まずはその生活を変えること。交感神経を休め、副交感神経を刺激することで気持ちよく眠ることができますので、寝る1時間ぐらい前からリラックスすることが重要です」

具体的に言うと、寝る前にホラー映画を観たり、激しい運動やエクササイズをしたりするのは、あまり良くないとのこと。リラックスして読書や音楽を聞くなどすると寝付きやすいようだ。次に、寝室の環境についても伺ってみた。

「寝るだけの部屋として使うのであれば、寝室としての住環境を整えることが大切です。照明は暗いほうが良いですが、暗闇がダメな場合は、天井からの明かりでは無く横からの明かり、間接照明などを寝室の照明にすると良いでしょう」

では、良質な睡眠をとるためにはどんな寝具が良いのだろう?

「敷き布団は柔らかすぎるものは良くありません。少し固めで寝返りのうちやすいものが良いでしょう。枕もやや固めでフラットなものが良いです。かけ布団は羽毛等の軽くて保温性の高いものが良いと思います」

ところで、カーテンや壁紙などの色でも睡眠に影響するのだろうか?

「けばけばしい色はおすすめできません。青系統の色を使った部屋で睡眠をとると睡眠時間が長いというデータもあります」

それは初耳だ。しかし、青い光は睡眠の妨げになるとも聞いたことが……。

「青い光を見ると、睡眠に必要なメラトニンという物質が出にくくなります。携帯やスマートフォン、パソコンの画面は黄色と青色で白色をつくり出しています。その青い光が睡眠にとって良くありません」

青は、色ではなく光が良くないということだ。寝る前にスマホや携帯、パソコンをやっている人はご注意を。寝る前の1時間ぐらいの過ごし方が良質な睡眠には重要だと坪田さんは言っている。この秋、寝付きの悪さや不眠に悩まされている人は、これまでの生活習慣をあらためてみてはいかがだろうか?

●取材協力
All About 睡眠ガイド 坪田聡さん
HP:http://allabout.co.jp/gm/gt/1806/
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