住まいの雑学
のぞいてみよう外国の住宅事情
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2014年5月1日 (木)

土足で上がる生活は便利? 海外と日本の生活事情の違いとは

日本人なら土足で部屋に上がることには抵抗があるけど…(写真:anikasalsera / 123RF ストックフォト)
写真:anikasalsera / 123RF ストックフォト

欧米では靴を履いたまま家に入り生活をするのが一般的。最近では、日本でも土足で生活するスタイルの家もあるようだが、やはり日本人なら土足で部屋に上がることには抵抗があるだろう。そこで海外で生活する日本人に、土足で暮らす生活について取材したので、ご紹介したい。

まずはアメリカ在住のTさんに聞いてみた。

「玄関には日本みたいに“三和土(たたき)”がないので、脱ぐならそこらへんに適当に、という感じです。土足で生活してても、部屋の中が汚く感じることは無いですね」

なぜ汚く感じないのか? 同じアメリカ在住のRさんがいうには、

「アメリカではカーペットクリーニングを頻繁にするからだと思います」

業者に頼まなくても自宅の水道に接続して、水洗いができる掃除機のような器具があり、自分たちでも日常的に清潔に保てるとのこと。また、靴のおしゃれを楽しみ、家の中のパーティーでも靴を自慢できるという女性ならではの意見もあった。マイナス面で多く聞かれたのは、ずっと靴を履いているので足の匂いが発生したり、水虫の原因となったりすることがあるということ。

次に、マレーシアに住むSさんによると、日本同様、土足生活ではないらしい。

「マレーシアでは玄関の前で靴を脱ぎます。お隣の中華系マレーシア人のお宅でも靴は脱いでいますね。その様子は外から丸見えなのですが、気にしないようです」

一方で、外国から日本へ来て暮らしている方のこんな意見も。日本在住12年のメキシコ出身Cさんは、今でも靴を脱ぐのに煩わしさを感じるという。

「メキシコは基本的に暑いので床はタイルです。涼しいし掃除しやすいですね。サンダルを履くことが多いので玄関は靴の山にならないし、急いでるときはそのまま入ってもそんなに汚れないし、汚れたとしてもタイルだからすぐふけるので、靴のままの生活は便利ですね」

どんな国のどんな生活習慣でも、その国の文化や事情により環境は変わる。自分にあったスタイルで生活をするのがベストだが、外国に住むことになった際は現地で暮らす日本人にアドバイスをもらうのもアリかもしれない。

https://suumo.jp/journal/wp/wp-content/uploads/2015/05/e92eb0dd5c9c295e844c0880caf4b4c1.jpg
のぞいてみよう外国の住宅事情 土足生活に代表されるように、日本と外国の住まい事情は違うもの。ちょっと気になる外国の住まいや生活事情をのぞいてみましょう。
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