住まいの雑学
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2014年3月23日 (日)

今年こそ家庭菜園! 春から育てる野菜は“早めの収穫”がコツ!

自分で育てた野菜なら、その美味しさも格別(画像提供:Yu-Rinさん)
画像提供:Yu-Rinさん

東京では春一番がふいて、一気に春の陽気になってきた。春といえば植物を育て始めるのに最適な季節。自宅の庭やバルコニーで、家庭菜園を行おうと計画している人も多いのではないだろうか。ちなみに今から植えれば小松菜やブロッコリーが夏前に、そしてピーマンやナスなら夏真っ盛りに収穫が期待できる。自分で育てた野菜を食べる日を想像するのも、家庭菜園の楽しみなところだ。

そんな家庭菜園について、なかでも今回はプランター野菜の育て方についてご紹介したい。お話を伺ったのは、人気ブログ『大好き!プランター菜園』を運営するYu-Rinさん。プランターで無農薬野菜を育てている方だ。

まずは、これから野菜を育てる場合、どのようなことに注意したらよいかを伺った。

「暖かい季節は、育ちすぎにも注意を払う必要があります。例えば小松菜の場合は、成長しすぎると独特の“えぐみ”が強くなり、筋っぽさが出てきてしまいます。そのほか、ブロッコリーはつぼみが集まったものなので、育てすぎると黄色い花がたくさん咲いたり、大根の場合は“す”(空洞)が入ってしまいます」

では、成長しすぎないようにするには、どうしたらよいのだろう。

「短期間で収穫することです。そのためには定期的な水やりと追肥を行い、出来るだけ日当たりのよい場所に置き、短期間で大きく成長させます。プランターなら場所を選んで、自由に移動できるので便利です。期間は1カ月半を目安に。それ以上育てると食感が悪くなってくるため、サイズが小さいと感じても収穫し、空いたプランターには次の種をまきましょう」

暖かくなると、虫がつくのも心配だけれども?

「アブラナ科の春野菜(小松菜、二十日大根、ブロッコリーなど)は、“アブラムシ”や“コナガ”などの虫が付きやすい性質があります。私は防虫ネットの利用に加え、とにかく見つけたら捕まえて殺す(捕殺)ことを徹底し、無農薬栽培を実現しています。暖かい季節は1日観察を怠るだけでアブラムシがびっしり発生して手遅れになることもあるので、毎日チェックすることが必要です。虫は増える前に予防することが大切ですよ」

そのほか春野菜は、野菜ごとに種をまく最適なタイミングを間違えないように、とのこと。周年野菜(いつでも栽培可能な野菜)は、夏にかけて虫が増えて管理が難しくなるそうで、まだ寒さが少し残る3月中旬ごろからの播種がおすすめだそう。Yu-Rinさんのアドバイスを参考に、春野菜の栽培を楽しんでみてはいかがだろうか。

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