住まいの雑学
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2012年4月25日 (水)

4月25日は「拾得物の日」 32年前に1億円拾った男性が買ったのは

4月25日は拾得物の日。1980年のこの日に、ある男性が1億円を拾ったことから設定されている。ちなみにこの男性が拾ったお金で手に入れたのはマンション。大卒の平均初任給が11万円の時代に1億円というのは紛れもなく大金である。手に入れたのは、所得税を3,400万円引かれた6,600万円であるが、男性の暮らしが大きく変化したのは想像できる。

この1億円事件は、当時の日本でかなりの話題となった。まず落ちていた場所が、銀座にあるゴミ捨て場。しかも風呂敷に包まれていたという。どんな経緯で1億もの大金がこんなことになってしまったのか、考えるだけでも妄想が膨らむ。

そんなバックボーンも関係してか、発見した男性は全国的に名前が知れ渡ってしまい、なんと脅迫の電話や手紙を受けるハメに。拾った1億が手渡されるまでの6ヶ月間、自宅に警備員を雇わなければならないほど緊迫した状況が続いたんだそう。もしかするとマンション購入という決断は、そのドタバタの期間に“落ちついた日常”を夢みた結果なのかも知れない。

ところで、この1億円拾得ほどのインパクトはないが、一風変わった落とし物というのは、どんな時代にもある。今では、落とした人よりもむしろ拾った人がその情報をネットで配信する傾向が。

「バイト中に高校生の成績表を拾ったw」
「変な黒いノートを拾ったので名前を書いておいた」
「今日はきのこを1個拾った!」

とツイッター上にも落とし物関連のコメントが数多くあった。

拾った物は警察に届けることが大前提として、これもある種の一期一会。ユニークな物との出会いを期待しつつ生活を送るのも楽しそうだ。

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