クリスマスも過ぎ、もうすぐお正月を迎える準備と、街には年の瀬の感が漂っている。この季節の楽しみのひとつといえば、イベントや節句にまつわる食事。なかでも一年で最も盛大に祝われる節句である正月には、おせち料理やお雑煮などが食卓をにぎわす。
ところで、正月の節句は長年日本に伝わってきた古い風習でもあり、細かいしきたりやルールなどがありそうだ。この正月に避けるべきとされている食品などはあるのだろうか?今回は、日本サービスマナー協会の小野さんにお話を伺うことができたので、ご紹介したい。
そもそも、お正月にいただく「おせち料理」とは何なのだろうか?
たしかに、おせち料理に使われている田作り(ごまめ)や黒まめなどは、日持ちがすることで知られている。では本題の、三が日に食べることを避けるべきとされているものについて教えていただいた。
そういえば、宴席でもよく食べられるしゃぶしゃぶやすき焼きなどの肉料理を三が日に食べるという話は聞かない。ちなみに、鳥や兎などの二足の動物の肉料理は食べても良いとされているそうだ。
昔からの風習の名残と考えればそこまで神経質になることでは無いが、いわれを知ったうえでいただくおせちは、いつもより神聖なものに感じられそうだ。