街・地域
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出羽恵実子 @エフェクト
2011年5月7日 (土)

イクメンを応援する街、全国に

2010年の新語・流行語大賞のトップテンにもなった『イクメン』。イクメンとは、育児休暇を取るなど子育てを積極的に行い、しかもそれを楽しんじゃう男性のこと。すなわち“育児をするメンズ”のことだ。かっこいい男性として、いまやコレは必須の条件かも?

しかし実際、ワーク・ライフ・バランスに問題を抱えているパパは多い。仕事と子ども、どっちが大事なの!? なんてママの心の叫びに、どっちも大事だから頑張ってるんだよ……と答えるパパの背中。そう、パパだって本当はもっと子育てに参加したいと思っているはず。

そんなパパにうってつけなのがこちら、岡崎市図書館交流プラザにて開かれる、その名も『新米パパのためのイクメン講座』。費用は材料費の1,500円のみで、市内に住んでいる、もしくはお勤めのパパが対象となる。

愛知県岡崎市が主催するこの講座、第1回目は『パパも一緒に遊ぼう パパ友づくり』と題して、イクメンについての講義やグループワークを行うほか、子どもと一緒に楽しむバルーンアートも予定しているそう。また、パパ同士でお互いの情報を交換し合う時間もあり、子育てパパ同士、たまにはグチの一つでもこぼしながら、近所の居酒屋でプチ宴会なんてできちゃったら楽しいかも。

そのほかには、少しでもママに楽をさせてあげよう、というコンセプトから、普段料理をしないようなパパでも手軽に作れるようなメニューを紹介する講座も。昨年は、三色ごはんや、白身魚フライ、蒸しプリン、玄米クッキーなどにチャレンジしたみたい。手軽とはいえ、結構本格的なラインナップだ。

また面白いのは、パパならではの読み聞かせテクニックを伝授するという講座、題して『パパ流 絵本の読み聞かせと手遊び』。確かに、たとえば鬼ヶ島の鬼や、赤ずきんちゃんの狼など、迫力ある低~い声で読んでもらいたい場面ってあったあった。イクメンなら、ぜひ身につけておきたい内容だ。

この講座以外にも、イクメンを応援する活動は全国に広がっている。たとえば父親支援事業団体のNPO法人ファザーリング・ジャパンは、東海、関西、中国、九州など全国に支部をもち、こうした街の施設などで定期的にイベントを実施。また各自治体と組んで、父親学校の設立も。

パパと家族がもっと輝ける暮らし。子どもが大きくなる前に引越しを、と考えているファミリーは、そんな視点から街を選んでみるのも、素敵かもしれない。

【施設名】岡崎市図書館交流プラザ りぶら
【住所】岡崎市康生通西4丁目71番地
【TEL】0564-23-3100(代表)
【URL】http://www.libra.okazaki.aichi.jp/

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