「じゃらん人気温泉地ランキング2016」で東海地方の在住者が「もう一度行ってみたい温泉地」として選んだ第3位の人気温泉。それが石川県・加賀温泉郷です。
加賀温泉郷の魅力はなんといっても夕食を賑わす日本海の新鮮な魚介類。おいしい料理と温泉という最高の組み合わせを加賀温泉郷では楽しむことができます。
1.加賀温泉郷
4つの温泉からなる温泉郷で加賀四湯とも呼ばれる。
加賀温泉郷は、あわづ温泉、片山津温泉、山中温泉、山代温泉の4つの温泉から成る温泉郷。北陸三県のちょうど真ん中。加賀四湯とも呼ばれ、多くの文人も訪れた名湯揃いです。
各温泉地間は車で30分程度とコンパクトにまとまっているので、 多くの見どころを効率よく回れるのも人気の理由のようです。
電車アクセス派には、 年中無休で運行する加賀温泉周遊バス「キャンバス」 (1200円で2日間有効) も便利なので覚えておきましょう。
古くは湯治場として栄えた北陸エリア最古の温泉地、「あわづ温泉」。
世界一古い宿泊施設として一時ギネスブックにも載った「旅館法師」ほか、十数軒の宿が点在しています。温泉地として1300年もの歴史を持つ一方で、恋人の聖地など新名所も整備されているので、カップルでのデート旅行にもおすすめです。
伝統体験ができる「伝統工芸村ゆのくにの森」 や芭蕉ゆかりの寺「那谷寺」など見どころもたくさんです。
水辺の景色に心が和む湖と山が作り出す景観美「片山津温泉」。
一日に七回色を変えるといわれる彩湖、柴山潟(しばやまがた)の周辺に、旅館が立ち並んでいます。江戸時代に発見されて以来、湖畔のまちとして栄えてきた場所で柴山潟周辺のサイクリングロードも人気です。スタイリッシュなデザインの総湯も話題です。
源泉豆腐作り体験、甘味処の「芸妓検番 花館」や「中谷宇吉郎 雪の科学館」などの人気スポットもお見逃しなく。
土産店や飲食店も充実したまち歩きが楽しい温泉地「山中温泉」。
文字通り山の中にある温泉地で、川に沿って散策路が整備された鶴仙渓(かくせんけい)は有名な景勝地です。
山中漆器の産地で、土産店も数多く点在します。また窓から渓谷美を楽しめる宿が多いのも特徴です。「ゆげ街道」や芭蕉を祀るお堂「芭蕉堂」へもぜひ寄ってみてください。
伝統や文化が静かに息づく歴史ある九谷焼のふるさと「山代温泉」。
1300年の湯歴を持ち、泉質の異なる3つの温泉が湧く北陸を代表する温泉地です。器や茶の湯に造詣の深い北大路魯山人の仮住まいがあったことでも有名で、木造2階建ての母屋が公開されています。
「はづちを楽堂」での買い物や「魯山人寓居跡 いろは草庵」の見学もおすすめですよ。
加賀温泉郷の魅力「豪華な海の幸」
加賀温泉郷に泊まった人のクチコミで多かったのは、ズバリ「豪華な宿が多い」ということ。
加賀百万石の伝統に溢れ、それぞれに泉質の違う温泉が豊富に湧いていることももちろんその理由ですが、旅行者の心を掴んだのは夕食を賑わす日本海の新鮮な魚介類です。
寒流と暖流がぶつかり合う北陸の海はプランクトンが多く、回遊する魚の種類が豊富なことで知られ、冬場はカニの水揚げ量でも国内随一を誇ります。雪も多く、寒い地域だからこそ、旅の夜はおいしい魚と温泉で至福のひと時を過ごせますよ。
<写真の宿>旅亭懐石のとや(あわづ温泉)
●経験豊富な板長による、斬新で丁寧な料理に定評のある宿。じゃらんnetでのクチコミ評点・夕食5点満点中4.6(2015年12月15日現在)。
「活ガニ懐石」1泊2食付き1人2万9160円~
まとめ
これだけ新鮮な海の幸と、バラエティ豊かな温泉地がそろえば今すぐにでも行きたくなりますね。
甘えび、活ガニなど、この時期だけの素材も多いのでぜひ今すぐ検討してみてください。
※ランキングの集計方法
●調査時期:2015年8月18日~ 2015年8月26日
●調査対象:『じゃらんnet』会員または『じゃらんnet』予約者
●調査方法:インターネット上でのアンケートを実施
●有効回収数:12,062人(うち、東海エリア居住者は1327人)
●対象温泉:計331の温泉地を選択肢として設定(うち、東海エリアの対象温泉地として、愛知県、岐阜県、三重県、静岡県、長野県、石川県、富山県、福井県の計84の温泉地を設定)
●質問内容:「もう一度行ってみたい温泉地」と「その理由」
※この記事は2016年1月時点での情報です。
じゃらん編集部
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