琉銀が子ども支援12団体に米贈る 「いっぱいご飯を食べて」


この記事を書いた人 金城 美智子
「つなひき塾」を主宰する石川淳さん(中央)と根川清義新島区長(右)へ米を手渡す、琉球銀行与那原支店の平良吉彦支店長=9日午前6時45分ごろ、与那原町立綱曳資料館

 【与那原】琉球銀行(金城棟啓頭取)とりゅうぎんユイマール助成会(運営委員長・川上康取締役)は9日までに、子ども支援に取り組む県内各地の子ども食堂や無料塾12団体に米をそれぞれ25キログラムずつ贈呈した。9日早朝、与那原支店の平良吉彦支店長が無料塾「つなひき塾」が開かれている町立綱曳資料館を訪ね、塾を主宰する石川淳さんに米を手渡した。

 同助成会は、行内の役職員から募った寄付金と、その同額の銀行からの寄付で基金を造成している。平良支店長は「地域貢献は銀行の大事な役割だ。子どもの貧困が大きな社会問題となっている今、何か手伝えることはないかと米を贈った」と語り、朝食を食べている子どもたちに「いっぱいご飯を食べて、勉強を頑張ってください」と呼び掛けた。
 石川さんは「子どものために心を痛め、考えていただきありがたい。支援は増え、大変助かっており、励みになる」と感謝。綱曳資料館のある町新島区の根川清義区長は「地域の子どもを見守り、支える活動がうれしい」と話した。
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