「おばあちゃんの知恵」と呼ばれるような先人の教えには、節約につながるものがたくさんある。特に食材の保存方法などでは、いかに長持ちさせるかという知恵がたくさんあるのだ。
たとえば、傷みやすい卵は、丸みのあるほうを上にして保存するだけで鮮度が保て、使い切れずに腐らせてしまうことも減らせる。料理研究家でラク家事アドバイザーの島本美由紀さんはこう説明する。
「卵の丸みがあるほうには小さな穴が開いているため上に向けると卵が“呼吸”しやすくなり、鮮度が落ちにくい」
コーヒーやお茶は、冷凍庫で保存すると香りが長持ちする。
「コーヒーやお茶などは時間がたつと酸化してしまうため、香りがたつものは冷凍保存が長持ちの秘訣です」(島本さん)
小松菜やもやしなど日持ちのしない野菜は、生で冷凍保存すると長持ちする。
「冷凍保存をすることで繊維が壊れ、火の通りもよくなります。小松菜は冷凍のまま食べやすい大きさに切って熱湯をかけるだけであっという間におひたしができ、ガス代の節約にも」(島本さん)
※女性セブン2013年8月22・29日号