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2013年8月27日 (火)

これは欲しい!玄関でよく見る「犬」シールの、キュートなワンコバージョン

毎年違う犬のイラストが書かれた、倉敷市保健所の発行する犬シール(画像提供:岡山県倉敷市保健所)
画像提供:岡山県倉敷市保健所

玄関先でよく見かける“犬シール”。犬を飼っている人はご存知だと思うが、このシールは、飼い犬に狂犬病の予防接種を受けさせると、自治体や動物病院でもらえるもの。漢字で“犬”と書かれた分かりやすいデザインが印象的だ。

そんな犬シールだが、既存のデザインから少し華やかにした、かわいらしいものを配っている自治体がある。これは岡山県倉敷市保健所が発行しているもので、毎年違う犬のイラストが描かれているのが特徴だ。今回はそんな岡山県倉敷市保健所に、犬シールの役割や、また、なぜデザインに凝ったものを発行しているのか、その理由を伺った。お話を聞いたのは、生活衛生課動物管理係の係長・堂下さん。

「イラストの描かれた犬シールは、平成15年より配布を始めました。保健所や委託契約している動物病院で、狂犬病の予防接種を受けた方に配布しています。実は岡山県の狂犬病予防接種率は、犬の登録数に対し56%。全国的にも60%を割っている都道府県は少なく、本来なら70%は欲しいところです。そこで予防接種率を上げるため、少しでもシールを取りにきたいと思ってもらえるよう、カラフルなデザインのものにしたのです」

なるほど、シールのデザイン性の高さは、市民の注目を集めて接種率をアップさせるためだったようだ。ちなみに玄関に犬シールを貼る家庭が多いが、これは義務づけられたりしているからなのだろうか?

「犬シールは、玄関に貼らねばならないという義務はありません。ですが、狂犬病予防法という法律に定められている通り、予防接種は受ける義務があるので、シールは貼らずとも予防接種はしっかりと受けて欲しいですね」

玄関に犬シールを貼る義務はどうやらないようだが、シールを貼ることで、周囲に犬を飼っていることを知らせることができるし、防犯上の効果も期待できるかもしれない。全国の自治体は、毎年それぞれ工夫したシールをつくっているようなので、自分の住む自治体の犬シールを調べてみて、気に入ったら玄関に貼ってみるのもいいかもしれない。

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