玄関先でよく見かける“犬シール”。犬を飼っている人はご存知だと思うが、このシールは、飼い犬に狂犬病の予防接種を受けさせると、自治体や動物病院でもらえるもの。漢字で“犬”と書かれた分かりやすいデザインが印象的だ。
そんな犬シールだが、既存のデザインから少し華やかにした、かわいらしいものを配っている自治体がある。これは岡山県倉敷市保健所が発行しているもので、毎年違う犬のイラストが描かれているのが特徴だ。今回はそんな岡山県倉敷市保健所に、犬シールの役割や、また、なぜデザインに凝ったものを発行しているのか、その理由を伺った。お話を聞いたのは、生活衛生課動物管理係の係長・堂下さん。
なるほど、シールのデザイン性の高さは、市民の注目を集めて接種率をアップさせるためだったようだ。ちなみに玄関に犬シールを貼る家庭が多いが、これは義務づけられたりしているからなのだろうか?
玄関に犬シールを貼る義務はどうやらないようだが、シールを貼ることで、周囲に犬を飼っていることを知らせることができるし、防犯上の効果も期待できるかもしれない。全国の自治体は、毎年それぞれ工夫したシールをつくっているようなので、自分の住む自治体の犬シールを調べてみて、気に入ったら玄関に貼ってみるのもいいかもしれない。