全国にあまたある不動産会社。そのなかには地域に密着した活動を行っている会社もあるという。千葉県浦安市を中心に不動産活用事業を行う株式会社ダイニチもそのひとつだ。
こちらは、地元である浦安から生まれたフットサルチーム「バルドラール浦安」をオフィシャルクラブパートナーとして応援しているほか、浦安で4年に1度行われる浦安三社祭への参加や浦安市花火大会への協賛・協力なども行っているという。ここまで積極的に地域活動に力を入れる目的は何なのだろうか? 代表取締役・六井元一さんに話を伺った。
「一番の目的は地域活性化ですね。1938年の創業以来、私たちは街の価値を上げることこそが、地元に根を下ろした不動産業者の使命であると考えています。だからこそ、地域のイベントに積極的に参加し、少しでも街が元気になればと思い、微力ながら協賛や協力などのかたちでお手伝いさせていただいています」
このような地域への協賛・協力のほか、社員が地元のスポーツ大会に参加したり、祭で神輿を担いだりといった活動を行っている。これは社員が参加している地域交流を後押しする福利厚生としての意味もあるという。
「こうした活動をするのも地元への愛着があるからこそ。浦安をいつまでも住み続けたい街にするために今後もこうした活動を続けていきたいと思います」
ダイニチ以外にもオリンピア興業株式会社では、JR赤羽駅東口にある商業テナントビル「METS」のなかにある会議室を地元の非営利団体に無料開放しているほか、地域の祭にも積極的に参加・協賛している。
また、ポラスグループの新築分譲住宅「森に住む街 船橋」では、年末になると餅つき大会が行われている。ついた餅はお雑煮、きなこ餅、おしる粉などとして近所に振る舞われるそうだ。
こうした地元愛にあふれた会社が今後も増えていくと、街はどんどん活気づいていくかもしれない。