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プレスリリース 2014年

千葉火力発電所3号系列第3軸の営業運転開始について

平成26年7月31日
東京電力株式会社

 当社は、千葉火力発電所敷地内に設置しているガスタービン発電設備(定格出力:33.4万kW×3台、熱効率:39.0%、燃料:LNG)について、増出力ならびに発電効率を向上させるため、コンバインドサイクル発電方式へ変更する工事を行い、3号系列第3軸(コンバインドサイクル化後の定格出力:50.0万kW)は平成26年3月5日に試運転を開始しておりましたが、本日、全ての検査が終了し、営業運転を開始いたしました。

 具体的な発電方式は、1,500℃級コンバインドサイクル発電(MACC: More Advanced Combined Cycle)を採用しております。また、排熱回収ボイラに併設した排煙脱硝装置により、運転時に発生する窒素酸化物の排出量を抑制し、環境負荷の低減を図りました。

 千葉火力発電所3号系列第3軸の特長は次のとおりです。

(1)コンバインドサイクル化により増出力と高効率化を実現
 すでに運用されているガスタービン発電設備に、蒸気タービンと排熱回収ボイラなどを追加設置することにより、コンバインドサイクル発電方式へ変更しました。これにより、ガスタービンの排熱を有効利用し、新たな発電用燃料を使用せずに出力が33.4万kWから50.0万kWに増出力されます。
 また、上記の変更に伴い、コンバインドサイクル化前と比較して熱効率は39.0%から約58%まで約5割向上し、燃料の使用量およびCO排出量を約30%抑制します。

(2)最新の排ガス処理技術の採用で環境にやさしい発電所を実現
 最新型の低NOx(窒素酸化物)燃焼器および高性能脱硝装置など環境に配慮した発電設備となっております。

 第3軸の営業運転開始により、千葉火力発電所3号系列は全機がコンバインドサイクル化後の営業運転を開始したこととなり、3号系列合計の出力は約50万kW増加し、合計出力は150万kWとなりました。

 当社といたしましては、引き続き、電力設備の確実な運転・保守を含めた供給力の確保を着実に進めていくことで、安定的に電気をお届けする事業者としての責任を持続的に果たしていくとともに、経営基盤を確立して福島復興への責任を果たしてまいります。

以 上

別紙

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