食欲の秋に押さえておきたい、家で簡単にできるダイエット術とは

つい先日、あのレディ・ガガが激太りして、世界各国のゴシップ誌にて話題となった。原因は、彼女の父親が経営しているイタリアンレストランの料理がすごく美味しく、食べ過ぎてしまったからと伝えられているが、急激な体型変化に、ファンからは落胆する声も上がっている。

そんな急激な体型変化は、スターのみならず、私たちにとっても他人事ではない。今まさに食欲の秋といわれる季節を迎え、美味しいものを目の前に、いつもより余計に箸を伸ばしてしまいがちだ。
そこでここでは、この食欲の秋に太らないためのポイントを、ダイエットの専門家にアドバイスしていただいたのでご紹介したい。

今回お話を伺ったのは、“栄養と健康を学べるダイエット教室”を開催している、肥満予防健康管理士（厚生労働省認可資格）でダイエット・アドバイザーでもある立川真由美さんだ。

「食事において気を付けていただきたいことは、最初に野菜類、つまり繊維質のものから食べることです。野菜等に含まれている食物繊維は、コレステロールの吸収を抑制し、排泄を促進します。そのほか食物繊維には、胃を膨らませる効果があるので食欲の抑制にも役立ちます。まず繊維質を取り込んでから、次にメインディッシュやご飯などを食べてください。また、食事中は必ずお味噌汁などの汁物も食べること。これも満腹感を得やすいからです」

なるほど、最初に繊維質のものから食べることが大切ということだ。次に運動について伺ってみた。

「太らないため、健康を維持するためには、無理せずふだんから続けられる運動が重要です。例えば、週三日は何キロ以上歩くとか、エレベーターなどは使わずになるべく階段を使うとか、一つ手前の駅やバス停で降りるなど、日常生活で簡単にできることはいくらでもあります。痩せるためにジムに通っても目標体重になったら通うのをやめてしまい、その後リバウンドに苦しんでいるという方を大勢見てきています。ですから秋に限らず、一生できることを習慣づけることが、太らないためにも一番大切なんです」

たしかに、ジムに一生通うことなどやはり難しい。毎日のちょっとしたことならずっと続けられそうだ。立川さんは最後にこう結んでくれた。

「総体的に言えることは、太っている方というのはカロリーの摂りすぎが大きな原因です。いくら運動して脂肪を燃焼させても、それ以上のカロリーを摂取してしまえば痩せることはありません。ですから運動を習慣づけることと同時に、常日ごろから自分が摂取している食べ物のカロリーを意識するようにして、過剰摂取には気を付けましょう」

食べ物が美味しいこの季節に聞く話としてはなんとも耳が痛いが、レディ・ガガのように見るも無残なことにならないよう、ぜひとも気を付けたいところだ。